真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「水魑の如き沈むもの(三津田信三/講談社文庫)」、読了。
奈良の波美地方にある四つの村で、数年ぶりに雨乞いの儀式が行われることになった。その為、刀城言耶はこの地を訪れていた。やがて、彼の目の前で不可解な連続殺人事件が起こり始める。
文句を言いながらも、結局読んでしまう三津田信三の作品。だが、この作品はどう贔屓目に見ても出来が悪い。彼の作品って、元々ミステリーとしては出来が良くない。ラスト近くの怒涛のどんでん返しの連続は確かに凄いが、その何れの真相も「そんなバカな」と言うものばかり。今回はこれまでの彼の作品に比べて幾分マシで、ある程度納得が出来る。だが反面、ミステリーとしても魅力に欠ける。真相にしても、謎解きにしても、読んでいてちっともワクワクしない。しかし、それ以上に本作の欠点は、彼の最大に魅力であるホラーの部分がまったくなってない事。ホラーの部分がほぼ無いうえに、偶にあってもちっとも怖くない。そんな訳で、本作は彼の魅力がまったく感じられない、何とも面白くない作品だった。…にしても、これで「第10回本格ミステリ大賞」受賞って、どう言う事だ。選考員は本当に作品を読んでいるのか?。★★☆☆☆
今日のアニメ
・シュタインズ・ゲート #10「相生のホメオスタシス」
・ゆゆ式 #10「楽しいから」…色々とエロい。特にアイキャッチの部分とか。
・今日のあすかショー #13「Iカップ」
・RDG レッドデータガール #11「はじめての拒絶」…ああっ、つまらん。もう切ります。…って、次回最終回かい。
今日は、まさにE3一色の一日だった。印象としては、PS4の大勝利…って感じか。だって、価格はPS4が399ドルで、XboxOneが499ドル。しかも、PS4は中古の規制なしで、ネット接続の必要なし。普通に考えれば、PS4を選ぶよな。個人的にはソニーはあまり好きじゃないが、他にメーカーがないしな。そんな訳で、私も十中八九、PS4を購入しそうだ。
あと、気になったソフトをいくつか。
・TOM CLANCY's THE DIVISION
オープンワールドもののRPG。個人的には「RPGは剣と魔法ものが一番」と思っているが、これはかなり気になる。
・BATTLE FIELD4
ビル崩壊シーンが圧巻だった。個人的にFPSにはあまり興味はないが、これはプレイしてみたいな。
・The Elder Scrolls Online
やろうと思えば、PCでも出来るが、次世代機でプレイできるのが良い。
・The Dark Sorcerer
映像を見るだけでは、どんなゲームかさっぱりだが、剣と魔法ものっぽいのでとりあえずチェック。しかし、これはもう実写だ。これが次世代機の実力か。
・Dragon Age: Inquisition
「1」は微妙な出来で結局途中で止めたし、「2」は体験版をプレイしたが、クソゲーすぎて未購入だった。そんな訳で、あまり期待できないが、今度は完全なオープンワールドものになるらしいので、とりあえずチェック。
今日のアニメ
・あいうら #9「夢」
今日の映画
・白昼の死角(東映/1979年)
高木彬光の同名小説の映画化。原作は大傑作で(個人的には日本ミステリー小説ベスト3の一つだと思っている)、比べればやはり落ちる。しかも、元が大長編なので、ダイジェスト版の印象が強い。そんな訳で、原作と比較すればどうしても不利。だが一映画として見れば、これがかなりの傑作。まさに日本映画が生んだ、ピカレスク・ロマンの傑作と言って良いだろう。鶴岡を演じた夏木勲はまさにはまり役だし、その天才的な頭脳で詐欺を成功させていく過程は非常に痛快。敵対する検事役の天知茂、小心者の腹心役の中尾彬、鶴岡を陰で支えるヤクザ役の千葉真一、いずれも好演。かなり長尺ではあるが、まったく退屈しない作品だった。また、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドによる主題歌「欲望の街」も名曲だ。★★★★★
「愛はさだめ、さだめは死(ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア/ハヤカワSF文庫)」、読了。
短編集。しかし、読むのに時間がかかったぁ。どれもが非常に分かりづらい内容で、一度読んでも??状態。一から十まで説明してないし、あえて暈して書いている部分もあるし。その為、数ページ戻って読み直したり、最初から読み直したり。ほとんどの作品を二度読んでようやく理解した感じか(いや、未だに理解してないものもあるけど(苦笑))。但し、どの作品も傑作と言って良い。点数の低さは、単に私の趣味でなかっただけの事。以下、作品ごとにコメントを。
「ティプトリーとはだれ、はたまた何者?」…ロバート・シルヴァーバーグによるエッセイ。
「すべての種類のイエス」
大半のエイリアンたちに「文明と呼べるものがない」と判を押された地球。その地球へやって来たエイリアンの話。…要は人類賛歌…って事でイイのかな?。ただ、あまりにもぶっ飛んだ話で付いていけなし、好きでもない。★★★☆☆
「楽園の乳」
エイリアンに育てられた男と、そのエイリアンの母星を探す男…あまり面白くない。★★☆☆☆
「そしてわたしは失われた道をたどり、この場所を見いだした」
ある惑星を調査する科学者チーム。その中の一人であるエヴァンは機械に頼らず、すべて自分の目で調べる。調査日程が後一日に迫ったとき。…コンピュータと人間の違いを語った作品。SFではあるが、どちらかと言うと人間ドラマ。★★★☆☆
「エイン博士の最後の飛行」
エインと言う男がもらした言葉は。…彼女の作品は分かりづらいと先に書いたが、これはその最たるもの。少なくとも二回は読まないと分からない。要は人類を排除する地球の話。SFと言うよりは哲学的な内容だ。★★★☆☆
「アンバージャック」
アンバージャックとその妻の話。…これも分かりづらい。…って言うか、よく分からん。★★★☆☆
「乙女に映しておぼろげに」
モルトビーのオフィスに一人の女がやって来た。…未来人とのコミニケーションもの…かな?。え~と。★★★☆☆
「接続された女」
美しいアンドロイドを動かすのは、多くの電極に繋がれた不器量な女性だった。…サイバーパンクの元祖のような作品。当時としてはかなり最先端な作品だったんじゃないかな。外見で判断する人間の愚かさ、繋がれた女性の悲劇…。なかなか読ませる作品だ。★★★☆☆
「恐竜の鼻は夜ひらく」
時間旅行研究の助成金確保のため、恐竜狩りによる接待をする者の話。…下ネタが多く、好みでない。★★☆☆☆
「男たちの知らない女」
飛行機が海へ墜落した。その中に何事にも動じない母娘がいた。…普通にサバイバルものとして展開するので、どうなるのかと思っていたら、ラスト近くでとんでもない展開になった。ある意味、本当に凄いのは女…って事かもしれない。★★☆☆☆
「断層」
異星人がもたらしたものは。…異星人テーマSFと言うか、時間SFと言うか。アイデアがかなり独特で、意表を突く。★★☆☆☆
「愛はさだめ、さだめは死」
異星人のライフサイクルを描いた作品。そのイマジネーションは凄い。一読の価値あり。★★★☆☆
「最後の午後に」
コロニーの滅亡を描いた作品。滅びの描写が圧巻★★★☆☆
今日のアニメ
・ちはやふる2 #22「めぐりあひて」…現クィーン、圧勝。決着はクイーン戦で…かな?
・這いよれ!ニャル子さんW #9「ハイスクール・オブ・ザ・ヒート」…ファイヤーマン、ZZ、哭きの竜などなど。今の子に元ネタが分かるのか?
「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン」>
・先の事が分かってはあまり面白くないので、一周目は極力、攻略サイトを見ないでクリアさせた。だが、三週もやりたくないので、二周目は攻略サイトでクエストをチェックしながら進める事にした。それにしても、こんなにも未消化のクエストがあったのか。「森の呪術師」はともかくも、盗賊団の頭からクエストは受けてなし(女盗賊団からは一周目に受けた)、砂浜で倒れている男のクエストなんて初めて知ったよ。
・あと、一周目より明らかに護衛クエストが増えている。なんか、今日一日、護衛ばかりしていたような気が。ちなみに護衛クエストは、予め、戻りの礎を目的地に設置し、刹那の飛石でFTするのが簡単で確実(刹那の飛石を買う金も腐るほどあるし)。ところが、セレナ護衛のときに失敗してしまった。目的地の癒しの泉はデオス丘陵地帯にある泉じゃなく、最北端にある別の癒しの泉だった。…って、一周目ではそんな所に行ってないよ。まぁ、キャラがかなり強くなっているので、苦労はしなかったけど。
・ところで、その途中で見かけた涸離宮と言う砦、何?。ここも一周目で行ってないよ。そう言えば、異教の地下墓所でも、一周目の最後まで開かなかった扉があるし。この世界、まだまだ謎が多い。
今日のアニメ
・革命機ヴァルヴレイヴ #9「犬と雷」
・宇宙戦艦ヤマト2199 #10「大宇宙の墓場」
今日のドラマ
・牙狼<GARO>~闇を照らす者~ #9「誓 ~Promise~」
今日の映画
・ドライヴ(アメリカ/2011年)
強盗の逃走を手助けする闇の稼業に手を染めた男の話。如何にも70年代風のクライムアクション。悪くはないが、新鮮味がないし、話もあまり面白くない。しかも、アクションも意外なほど少ない。単にカッコ良さを追求しただけの作品で、これっと言って見所がない。★★☆☆☆
今日のアニメ
・とある科学の超電磁砲S #9「能力追跡(AIMストーカー)」
・宇宙兄弟 #61「日々人を待つ人々」…何、この帰還シーンのドキドキ感は。しかも、むちゃくちゃ迫力があるし。
今日のドラマ
・ヴァンパイア・ヘヴン 第8話
今日の映画
・フッテージ(アメリカ/2012年)
よくある過去の事件を調査していくミステリー映画かと思ったら、予想外にムチャクチャ怖い映画だった。まぁ、怖いのも当然で、ミステリー映画と見せかけて、実はホラー映画だったのだ。確かに過去の事件を調査していくと言う部分もあるが、主人公が事件に関わったことで、次々と不可解な出来事が起こり始める…と言う部分がかなりの比重を占める。これを不気味な雰囲気と気味の悪いストーリーで見せていくのだから、怖くない筈がない。例えば、8mmフィルムを観た後に、家の中で起こる不気味な物音。一応、その直後に合理的な説明はあるものの、その怖さと言ったら、もう。これだけビビりながら観た映画も、最近では珍しい。幽霊をはっきり映し過ぎたり、デカイ音で驚かすシーンが少々多すぎたりと欠点もあるものの、この映画の出来の良さの中では些細な事。それ以外でも、陰惨なシーンをあえて映さず、寸止めにしているセンスの良さや、アンハッピーなラストなど、長所も多い。また、豊富なオカルト系の知識なども見どころの一つだ。あと、この手の映画って、事件の真相をはっきりさせないで終わる事が多いが、この作品はちゃんと真相が分かる(勿論、犯人も)。しかも、それを知ったが為に、更にゾッとさせるから大したものだ。何れにせよ、最近のホラー映画の中では群を抜いて面白い(怖い)作品だった。★★★★☆
・XboxOneの仕様が次々と発表されているが、こりゃダメだ。今までXbox360を使ってきたので、次世代もXboxと思っていたが、こんな仕様じゃ買う気になれない。それにしてもMS、何で自滅する道を選んだんだ。もう、正気じゃないな。
・「ドラゴンズドグマ」の新作、発売決定。
「もう、出るのか」と思ったら、今回はVita用の2DRPGだった。さすがにカプコンもオープンワールドには懲りたのか。確かに、オープンワールドのゲームは製作が大変だからな。
今日の映画
・日本の黒幕(フィクサー)(東映/1979年)
裏政治もの。たぶん、「日本の首領(ドン)」の夢をもう一度…って感じで作られたと思うが、はっきり言って、あれほど面白くない。組織の怖さをもう少し描ききっていれば、まだしも観れたと思うが。それにしても、内容が内容だけに右翼の連中が大挙登場するが、こいつらマジ怖い。個人的はヤクザより遥かに怖いと思う。中でも、平気で人を殺す右翼に扮した中尾彬の怖さと言ったら、もう。★★★☆☆