真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「緑は危険(クリスチアナ・ブランド/ハヤカワ文庫)」、読了。
突然だが、私はクリスティーをあまり評価してない。彼女の小説は、延々と続く大して面白くもない人間ドラマ、飽きた頃にようやく殺人事件、だがその後は警察関係者(もしくは探偵)による事情聴取が延々と続くだけ…と言ったもの。ここには物語の楽しさが微塵もなく、読んでいてちっとも面白くないのだ。一部例外はあるものの(「そして誰もいなくなった」など)、ほとんどがこの調子だ。少なくともカーのような怪奇趣味でもあれば、もう少しストーリーが潤うだが、彼女にはそれもない。何れにしろ、彼女の推理小説は小説でなく、あくまでもクイズ(もしくはパズル)でしかない。たぶんこのことが原因だと思うが、私はパズラーと呼ばれる一連の推理小説を未だに好きになれないのだ。
さて前置きが長くなったが、この作品はまさにクリスティー的なもの。「延々と続く大して面白くもない人間ドラマ、ようやく殺人事件、警察関係者(もしくは探偵)による事情聴取」と言うクリスティーの欠点を、この作品でも繰り返している。確かに戦時下と言う時代背景に新鮮さがあったが、それ以外は読んでいて、ちっとも面白くなかった。肝心のトリックもそれほど面白いとは思わないし。少なくとも、私好みの作品ではないのだ。ところで、この作品を購入したときに、同作家の「はなれわざ」も同時に購入したんだよね。せっかく買ったんだから読まないと勿体ないが、現時点ではあまり読む気がしないなぁ(苦笑)。
今日のアニメ
・かんなぎ #11「でも、あやふや」…普段からは考えられないほどのシリアスモード。このままシリアスな展開に…なる訳ないか(笑)。ところで女神モードのナギ、凄くイイ☆
今日のドラマ
・柳生一族の陰謀 #23「赤い薔薇には手を出すな!」(#22は録画ミス)
左門の苦悩、十兵衛と烏丸の因縁、ここ数話不調だったが、今回は見応えがあった。