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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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空色勾玉(荻原規子/徳間書店)」、読了。
まだ神々が豊葦原の国にいた時代。狭也は幼い時から、闇の中に巫女がいる怖い夢を見ていた。その狭也が15歳になったとき、闇の氏族と出会い、彼らから自分が水の乙女、剣の姫、そして鎮めの巫女である事を知らされる。だが光に憧れる狭也は、輝の御子・月代王の采女となり、輝の宮に行くことにした。

これは面白かった。ファンタジー小説であるが、そこいらのレベルの低いラノベと違い、文章も物語もしっかりしているので、非常に読み応えがあった。しかもストーリーが面白い。冒頭からぐいぐい引き込まれて、一気に読んでしまったよ。若干不満(狭也の考えなしの性格&(考えの)鈍さ、物語の結末(特に、照日王と月代王の))があるものの、かなり楽しんで読んだ作品だった。たぶん日本のファンタジー小説でも、ベスト3に入る名作じゃないかな。

さて本書は、要は輝(かぐ)と闇(くら)、すなわち光(ひかり)と闇(やみ)の戦いの物語である。だが「古事記」と「日本書紀」にその材を取っているので、西洋ファンタジーのように簡単に善悪をつけられない。そんな訳で、単純な西洋ファンタジーに慣れた人には取っつき難いかもしれないが、ハマれば比べものにならないほど面白い。…なので、簡単なもので良いから、日本神話のHOW TO本を読む事をお勧めする。確かに日本神話を知らなくても十分に楽しめる小説であるが、やはり知ってた方が格段に楽しいので。

今日のアニメ
ぬらりひょんの孫 #9「牛鬼の愛した奴良組」
屍鬼 #3「第惨話」
けいおん!! #20「またまた学園祭!」…学園祭2日目。う~ん、2年の学園祭の時ほど、盛り上がらなかったような。

今日の映画
ザ・ディープ(アメリカ/1977年)
基本は宝探しものだが、これに暗黒街の連中が絡んでくる。そのため、宝探しものとも、犯罪映画ともつかない中途半端な内容になっている。しかも全体的に盛り上がりに欠けるし、大半が水中シーンのため、動きがモタモタして、何かぱっとしない。結局、見れるのはジャクリーン・ビセットの濡れたTシャツだけか(笑)。

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