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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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図書館で借りてきた「指輪物語」、昨日から読んでいるのだが、面白い、面白すぎる。もう完全はハマってしまった。そんな訳でさっそく、文庫本10巻セットを注文した。本が届くまで、借りた本を読んでいるつもりだが、1巻分くらい軽く読み終えてしまいそうだ(笑)。ところで以前は何故、途中で挫折したんだろう?。不思議だ(笑)

闇の公子(タニス・リー/ハヤカワ文庫)」、読了。
連作短編集。短いエピソードがいくつもあるが、それらが微妙に繋がっている。そして最後にこれが大きなひとつの物語であると分かる寸法。ところで、一応ファンタジーと言うことになっているが、ファンタジーと言うよりは「むかし、むかし、あるところに~」で始まるお伽話に近い。ただ違うのは、全編が耽美、退廃、妖艶、闇、猟奇、官能と言ったゴシック趣味に覆われていること。またタニス・リーにしては珍しいエロチックさが満載で、大人のお伽話になっている。訳文が古文調で硬く、読みづらいが(原文もそんな感じらしい)、これが格調高く、品位のある作品にしている。あと面白いのが、人間の不幸の元凶である魔の王アズュラーンがとった最後の行動が実に皮肉的だったこと。神は人間を必要としないが、妖魔は人間を必要とする(人間の苦しみを糧にしているため)と言う図式が面白かった。

ところで魅力的な登場人物が多いが(ほとんどが、男女を問わず美形だし)、中でも私のお気に入りは、“美しき蜜”こと、ビスネ。桜草の淡くはかなく青味を帯びた黄色の地面にまで届く長い髪を持つ、心優しき、美しい乙女。そのうえ、アズュラーンの誘惑を三度まで退けた芯の強さも持つ。後半、悲劇的な人生を送るがアレだが、これも儚げと考えれば悪くない(笑)。

ちなみに本作は「〈平たい地球〉シリーズ」の第1作目。「死の王」、「惑乱の公子」、「熱夢の女王」、「妖魔の戯れ」と続く。現状、第2作目の「死の王」まで購入しているが、第3作目以降は、相変わらずの絶版状態。早く復刻して欲しいものだ。

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次回からは、小山力也さんと田中理恵ちゃんか。

今日の映画
ザ・フィースト(アメリカ/2005年)
田舎の酒場を襲った正体不明の怪物との攻防を描いたモンスターホラー。以前観た予告編の中で、「安心しろ!全員オレが助けてやる」…と言ったヒーローが突然襲われ、「お前が一番に死ぬのかよ!」のテロップが入るシーンで大爆笑したので、「もしかしたら、相当に弾けたホラーかな」っと思い鑑賞した。だが結局、普通のB級ホラーでしかなかった。確かにコミカルなシーンがいくつかあるものの、弾けている…ってほどじゃない。それどころか、演出に切れはないし、展開もダラダラしており、観ていて非常に退屈だった。ただ、手は千切れる、足は切れる、首は吹っ飛ぶ、眼は引き抜かれる…っと言ったスプラッターシーンが多く、その辺りがせいぜい見れるくらいだ。

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