真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「事件当夜は雨(ヒラリー・ウォー/創元推理文庫)」、読了。
どしゃぶりの雨の夜。果実園を営むヴィクターの前に、幽霊のような男が現れた。男は「わしはお前さんに肥料代を50ドル貸してある」と言って、拳銃でヴィクターを撃ち殺した。一見、証拠が多そうで、すぐに解決すると思われたが、実はすべてがあやふや。事件の捜査は、困難を極める。
謎めいて興味深い発端、優れた描写力、地味ではあるが先読みのできない展開などなど、かなり魅力的な作品で、一気に読ませる。だが、実はミステリーとしての魅力が意外とない。犯人を捜しだす推理もかなりいい加減だし、犯人だと言う証拠もアンフェアと言っても良いくらい取って付けたようなもの。本格推理ものを思わせる発端の割りに、何故か推理小説の魅力である理論と推理はほとんどない。つまり、この作品はミステリーでなく、あくまでも警官小説であり、犯罪小説なのだ。だから、この作品で最も印象なのは、ラスト近くで正体を現す狡猾で邪悪な犯人像だったりする。この犯人像こそ、この作品の最大の見せ場だと思う。
今日のアニメ
・れでぃ×ばと! #12「れでぃ×ばとる!」(最終回)…まぁそれなりにうまくまとめてはいたが、それほど面白いアニメじゃなかった。
・シムーン #1「堕ちた翼」…再挑戦。
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HN:
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性別:
男性