真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「MORSE-モールス-(上)(ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト/ハヤカワ文庫)」、読了。
いじめられっ子のオスカルは、母親と二人暮らしの孤独な少年。ある日、隣にエリと言う美しい少女が引っ越してきた。オスカルはすぐにエリの友達になったが、彼女には奇妙なところがあった。寒いのに薄いセーターだけしか着てないし、日が落ちるまで決して外に出ない。やがて周囲で恐るべき事件が起こり始める。
最近、特にミステリー&ホラー小説の生きが良いスウェーデン産のホラー。「スウェーデンのスティーブン・キング」なんて言われているので、「呪われた町」みたいな内容かな…っと思ったら全然違っていた。別にネタバレでないと思うので書くけど、エリはどう考えても吸血鬼意外の何者でもない。つまりこの作品は、人間以外のものとの出会いを切欠にしたいじめられっ子の成長の物語なんだろう。まだ上巻しか読んでないので断定は出来ないが、これに異形の者との恋愛(初恋?)が絡んでくると思われる。ただ終盤近くでエリが異形の怪物(吸血鬼)へ変身する(しようとする)シーンがあるので、もしかしたら違う展開になるかもしれないけど。…にしても相変わらずの下品描写の連続はいただけないなぁ。個人的には、あまり良いとは思えない。また登場人物に魅力がないのも致命的。主人公のオスカルもただのいじめられっ子ではなく、少々肥満で万引きの癖があり、どうも感情移入できないし、肝心のエリにしても魅力的だとは思えない。つまり、上巻を読んだ限りではあまり期待できない作品のようだ。まぁ、すでに下巻を購入済みなので読むけどね。
今日のアニメ
・Fate/stay night TV reproduction Ⅰ&Ⅱ
劇場版の公開を記念してのTVシリーズ総集編のようだ。久しぶりに観たけど、やっぱ面白かった。ライダーのアクロバッティックな動き(正体はメドゥーサ)、悪役ながら最後に「い~や、なかなかに楽しかったぞ」と言う台詞を吐くギルガメッシュのカッコ良さ、そして最後の「今度の眠りは少し長い…」と言う、うるっと来そうなセイバーの台詞。ホント楽しい。それにしても「アーサー王」は題材としては最高に素晴らしい物語だな(なんせ、最後の必殺技が「アヴァロン」だもん)。いや~、久しぶりにアーサー王の小説が読みたくなったよ(笑)。あと劇場版の予告編が流れていたけど、TVシリーズより格段に作画が良いので、今から楽しみだ。(約50分×2、1月17日にBS-TBSで放送)