真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「魔女遊戯(イルサ・シグルザルドッティル/集英社)」、読了。
アイスランド大学で、ドイツ人学生の変死体が発見された。警察は早々に犯人を特定するが、被害者の両親はその事に納得がいかない。そのため、弁護士のトーラに事件の調査を依頼する。高額な報酬の為、調査を引き受けるトーラだったが、この事件が被害者の両眼をくり抜いた猟奇殺人だと知る。
最近のミステリー(特に90年代以降)はロクな作品がないため、出来るだけ読まないようにしている。だが本作は魔女狩りや魔術を題材にしていたので、読むことにした。結論を言えば、最近のミステリーにしては出来の良い方。魔術や魔女の記述が興味深いし、何よりもちゃんとミステリーしている。だがミステリーのしての出来が良いかと言えば、それは別。かなり安っぽい話だし、真相も大して面白くない。つまり、ミステリーとしては下の下だ。それにしても、なんで最近のミステリーはこうもつまらないのか。テンポは遅いし、話にメリハリはないし、意外な展開も皆無。中でも、どうでも良い様な話が延々を続くのはどうかと思う。そのため、本が無駄に厚くなるだけだし。本作もまさにこの過ちを犯している。
今日のアニメ
・ヨルムンガンド #1「ガンメタル・キャリコロード」…武器商人の話か。何気に「ブラック・ラグーン」を思い出すバイオレンスアクションで、結構面白かった。特にアクションシーンが大迫力で、このレベルのアクションシーンが続くなら、観ても良いな。
・Fate/Zero #14「未遠川血戦」…いきなり第1期のラストからの決戦で、盛り上がり捲る。ただ、1話丸々かけても、決着がつかないのはどうかと。それにしても切嗣が最後に現れて、おいしいところを持って行ったような。
今日の映画
・ガリバー旅行記(アメリカ/2010年)
ジョナサン・スウィフトの同名小説の映画化なんだが、あのジャック・ブラックが主演なので、原作とは似ても似つかぬおバカコメディになっていた。まぁ今の時代、原作を忠実に映画化しても誰も観ないだろうから、これは良い判断だろう。でも、なんか原作を汚されたみたいで、個人的には嫌だなぁ。…とは言うもの、映画そのものは能天気なノリで、誰でも楽しめる。もっとも、観終わった後、何も残らないけどね。