真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「アンヌウヴンの貴公子 (エヴァンジェリン・ウォルトン/創元推理文庫)」、読了。
狩りに入った森で、プウィスは灰色の男に出会った。その男こそ冥界アンヌウヴンの王アラウンだった。アラウンはプウィスに、自分の代わりに冥界のもうひとりの王と闘って欲しいと頼むが。
美しい描写と詩的な表現で、なかなか格調高いファンタジーだ。だが反面、小説としての面白さがあまり感じられない。この程度なら、原初である「マビノギオン」を読んだ方がマシ。シリーズとして、後2巻ほど出るようだけど、とても読む気になれない。★★☆☆☆
今日のアニメ
・彼女がフラグをおられたら #6「ふう……あまり驚かせるなよ、ただの妹じゃないか」…ちょっとシリアスになっただけで、途端につまらなくなるなぁ。もう、おバカ一直線で行ってくれ。
今日の映画
・ホラー・ストーリーズ(韓国/2012年)
4話からなるオムニバスホラー。異常者に監禁された女子学生が、その異常者に恐い話を聞かせると言う内容。その話が各エピソードになる。
「太陽と月」→幼い姉弟が留守番していると、宅配便を装った異常者が訪ねてくる。…異常者の狂気っぽい表情が演技過剰でほとんどギャグだが、エピソード自体は怖いし、面白いと思う。演出もなかなか上手い。ただ、途中から異常者ものか、幽霊ものか、分からなくなるし、後日談も不要だ。上手くやれば、もっと面白くなったと思うんだけどな。色々と残念。
「恐怖のフライト」→飛行機で護送中の殺人鬼が、刑事たちを殺す。…色々と突っ込みどころ満載のエピソードだった。しかも基本的にサイコものなのに、幽霊が出て来たりして支離滅裂。更にオチもなし。なんじゃ、こりゃ。
「秘密のレシピ」→結婚した富豪には、ある秘密があった。…幻想的なスラッシャーもの。単にエグイだけで、ストーリーもつまらないし、ホラーとしての面白さもない。
「救急車」→町でゾンビが発生。救急車で運んでいる少女が、ゾンビではないかと言う疑いが起こる。…疑心暗鬼が中心のゾンビもの。ゾンビ襲撃のシーンもあって、それなりに楽しめるが、エピソード自体はあまり面白いとは思えない。
[総評]…最初のエピソードが面白かったので、「これはアタリか」と期待したが、残りのエピソードがダメダメだった。第1話以外では、ゾンビものの第4話がせいぜい見れる程度かな。所詮、韓国産はこの程度か。★★★☆☆