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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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ネットで検索していて、偶然「アガルタ」が絶版だと言うことを知った。「アガルタ」と言えば、今は亡き石森章太郎の1、2を争う大傑作ではないかぁ(何で石ノ森に変えたんだ。石森でないとしっくりこない)。「サイボーグ009」も良いけど、この作品は早急に復刊させるべきだね。実は私はこの作品を昔買っており、現在も所有している。そんな訳で、ネタバレしない程度に少しだけ紹介してみる。
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話は秋田からシュンと言う漫画家志望の少年が、石森章太郎を訪ねてくると言う…もうまるでTVドラマ版「バンパイヤ」のパクリそのもののシーンから始まる(笑)。そのときに彼は、石森ファンでUFOオタクのレミと言う少女と出会う。このレミと言うのがかなり積極的な娘で、いきなりシュンと仲良くなるんだが、同時に彼女の周りで奇妙なこと(ポルターガイスト)が起こり始める。この事態を起こしていたのが、シュンを付け狙うユリとユウのふたり。このままではレミが危険だと察したシュンは、故郷に戻ることにする。さらにシュンを忘れられないレミは彼の後を追う…って言うのが、物語の前半の流れ。
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ストーリーの途中でUFOや神話の話が語られるところからある程度分かると思うが、要はUFOや世界の神話や怪事件から導き出される結論を描いたSFだ。確かによくある話に違いないがストーリー展開が上手いため、これがなかなか面白い。また必要以上に話を長くする傾向に石森だが、この作品は珍しく単行本一冊にまとめてあるため、ストーリーが変に脇道にそれることがなく、最後まで緊張感をもって楽しむことが出来る。さらに絵柄もちょうど円熟期に入っているため、彼の絵柄の中でもベストだと思う。そんな訳で、私はかなりの傑作と思うよ。ところで、今回はテキストに朝日ソノラマ版を使用したが、元々この作品は少女コミックに「星の伝説・アガルタ」として連載されていたと記憶している。最近の少女コミック誌がどうなっているか知らないが、昔は結構SFとかもあったんだね。
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さて先日、魔窟と化した押入れの中から、「妖魔(楠桂)」や「ダークグリーン(佐々木淳子)」や「樹魔(水樹和佳子)」などを発見した(何故か、「那由他」が見つからん)。これらの作品も機会があれば紹介したいな。

今日のアニメ
絶対可憐チルドレン #3「悪木盗泉!エスパーはつらいよ」
コードギアス 反逆のルルーシュR2 #3「囚われ の 学園」…ロロのギアス能力は思ったとおり、時間を止めることか。

今日のドキュメンタリー
欧州鉄道の旅 「英国の中の異国ウェールズを訪ねる(後編)」(BSフジ)

今日の映画
第六の容疑者(東宝/1960年)
「点と線」に代表されるような社会派ミステリーを、私も読んでいた時期もあった。だがここ数年、どうもその手のミステリーが苦手になり、出来るだけ現実離れしたミステリーを好むようになった。この映画はまさに社会派ミステリーであり、現在の私にはどうしても辛いものがある。特に冒頭のどこにでもあるような会社の内情なんて、観ていてちっとも面白くない。これは別にこの映画の罪ではないんだが、現時点ではどうしても点数が悪くなる。ただそれほど悪い出来ではないので、「社会派でもOK」って言う人には楽しめる作品だろう。

三人の騎士(アメリカ/1944年)
オムニバスアニメだが、全盛期のディズニーアニメに比べるとかなりレベルが低い。特に作画がTVアニメ程度のレベルなので、ガッカリだった。また前2話は単にオマケ程度で、3話目の「三人の騎士」がメインであるが、この3話が実にお寒い出来。ドナルド・ダックとパンチートとホセ・キャリオカの3羽の鳥がラテンミュージックを紹介する内容だが、ラテンミュージック以外がかなり多い上に全体的にカオス感が強く、盛り上がりにも欠ける出来になっている。メインテーマ曲の「THE THREE CABALLEROS」はそれなりに良い曲なのだが。

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