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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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成長の儀式(アレクセイ・パンシン/ハヤカワ文庫)」、再読。
未来、地球は人口増加の為に滅びた。僅かに生き残った人類は、百余の植民惑星と八隻の巨大宇宙船へと散って生き延びていった。その宇宙船の一つには、ある規律があった。それは14歳になると、敵意ある植民惑星で30日間生き延びねばらないのだ。宇宙船で暮らす少女マイラも、「成長の儀式」を間近に控えていた。

…っと言っても、サバイバルが中心の作品ではない。サバイバルの為の授業や、ごく日常の描写が大半で、サバイバルものになるのはラスト1/4ほどでしかない。つまり、設定自体は間違いなくSFだが、内容は普通の青春ものだ。まぁ、それは良いのだが、その内容に少々問題がある。色々な要素を詰め込み過ぎて、何がメインなのかイマイチ分からなくなっている。また30日間過ごす惑星の設定も、自然環境が厳しい場所ではなく単に未開の惑星。その辺りに、白人至上主義が感じられて、どうも好きになれない。それは、ラストの会議のシーンに如実に現れていると思う。つまり、設定自体はSFとして魅力的だが、ストーリーや内容が気に入らない…って感じかな。単純な少女の成長を描いた作品なら、共感が持てたと思うのだが。★★★☆☆

今日の映画
のぼうの城(東宝/アスミック・エース/2012年)
天下統一を目指す豊臣秀吉が、最後に忍城を落そうとする。ここに、20000vs500の戦いが始まる。…っと、かなり面白そうなストーリーなんだが、監督があの犬童一心と樋口真嗣なのでとても期待できない。ところが観始めると、これがなかなか面白い。登場人物の現代的な口調とコミカルなタッチが良い方に作用して、かなり楽しんで観る事が出来る。そんな訳で、今回はアタリかと期待したが、後半あたりから失速し始め、段々つまらなくなる。そして、映画は不完全燃焼のまま終了。やっぱ、この二人、ダメだわ。それでも彼らにしては出来の良い方なので、割り切って観れば、そこそこ楽しめるかも。★★★☆☆

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