真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「人形 デュ・モーリア傑作集(ダフネ・デュ・モーリア/創元推理文庫)」、読了。
平凡な島で起こった衝動的な事件を描いた「東風」、偶然に見つかった手記に書かれていた、あるバイオリニストの話「人形」、有力者の息子から女のことで相談を受けた牧師がとった行動を描いた「いざ、父なる神に」、相手のことを愛してはいるが、まったく性格が合わない夫婦の話「性格の不一致」、結婚したは良いが、まったくついてない夫婦の話「満たされぬ欲求」、ある女が語った自身の転落の物語「ピカデリー」、とっても頼りになるジョンおじさんの話「飼い猫」、最近体調の悪い娼婦の話「メイジー」、夫の帰りを待つ妻の(アンハッピーを予感させる)話「痛みはいつか消える」、「いざ、父なる神に」の続編で、前作以上に悪質な「天使ら、大天使らとともに」、とあるカップルの週末を描いた「ウィークエンド」、幸福の谷にやって来た夫婦の話「幸福の谷」、ある男がある女に書いた手紙の数々(最低の奴だね)を描いた「そして手紙は冷たくなった」。以上、14編を収録した短編集。
数ある小説の中で、個人的に一番と思っているのが「レベッカ」。その「レベッカ」を書いたのが、ダフネ・デュ・モーリアと言う人で、本作の作者だ。そんな訳で、かなり期待したのだが、これはさすがに。収録している作品の大半が、人間の悪意や狂気の話、まったくついてない話、希望のない話だ。ここまで、悲惨な話ばかりだと、気が滅入ってしまう。中でも、人が犠牲になろうと全く普通と変わらない人間を描いた「いざ、父なる神に」が最悪(そして怖い)。あと、「人形」に出てくるレベッカも、「レベッカ」のレベッカとは違い、実に直接的でグロテスク。そんな訳で、個人的にはあまり好みの小説ではなかった。但し、「幸福の谷」だけは別。実に心優しい話で、読んでいて気持ちが良い。何気に「レベッカ」の一節を彷彿させる文章も良い。★★★☆☆(「幸福の谷」のみ★★★★☆)
ドラゴンズドグマ オンライン>
・「賞金首モンスター大討伐」
賞金首のベヘモットを5回ほど倒したが、次のレベルの経験値の1/3も取得できなかった。土日で、レベル64までもっていきたいんだが、無理かな。
・今日は罪人の修獄で、罪墓の石つぶて集め。落としていくモンスターが多かったので、一気に収集できた。ただ、このダンジョン、呪いをかけるモンスターが多いのがツラい。
今日のアニメ
・はたらく魔王さま! #6「魔王、学校の階段を昇る」(再見)…学校の怪談にビビる魔王さま、最高!
・南鎌倉高校女子自転車部 #4「夏海ちゃんはわたさない!」