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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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おにんぎょうさまがた(長谷川夕/集英社オレンジ文庫)」、読了。
人形を題材にした五つの奇妙な話。本の裏表紙に「美しくも悲しいノスタルジックホラー」と書いてあったので読んでみたが、まったく違っていた。どちらかと言えば、今どきのグロテスクで陰気な小説。個人的には、とてもじゃないが好きとは言えない。
「ミーナちゃんは許さない」→子供の頃、友達から譲り受けた呪いの人形の話。怖いと言うよりは嫌な話。
「サマーはなおらないで」→我が子の人形から、亡くなった夫の声が聞こえる話。一見、ホラーっぽいが、実は心理ドラマ。まぁ、怖いと言えば、怖いけど。
「あくじき少女」→ある人形を拾ってから、悪夢を見、奇妙な現実が起こる。…オチから考えて、ホラーとも言えなくもないが、基本はグロテスクで希望の欠片もない話。大体、主人公の設定や行動からして、グロすぎる。個人的にあまり偏見はないほうだが、〇〇〇ーの甘ロリ姿はさすがに。
「エセルが映したから」→親友と再会した時から、ついてない日常が輪をかけてついてなくなる話。親友同士が持つ闇と悪意。…って感じか。かなり胸くそ悪い話で、読んでいてしんどい。個人的に、こう言うホラーはあまり好きじゃないな。スマホのアプリとかも世界観を崩していて、良いと思えない。ちなみに、本作は「ミーナちゃんは許さない」とリンクしている。
「さよならクローディア」→突然、人形が喋り出した話。収録作の中で唯一希望のある話。それでも、ホッとしないのは何故だろう?。★★★☆☆(すべて)

今日のアニメ
リトルウィッチアカデミア #7「オレンジサブマリナー」

今日の映画
東京オリンピック(東宝/1965年)
1964年に開催された東京オリンピックを題材にした記録映画。妙に凝ったカメラワークや演出は如何にも市川崑らしく、記録映画と言うよりは芸術作と言った気がする。競技以外の風景や当時の風俗などの映像も貴重。ただ、内容自体はさすがに今観ると退屈だし、何よりも尺が長すぎる。★★★☆☆

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