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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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今日、別の店舗に行って、「けいおん!!」のフィギュア付きのペットボトルを見つけてきた。ここには全種類あったので、とりあえず澪と梓をゲット。残りは後日にでも。
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エルフの血脈(アンドレイ・サプコフスキ/ハヤカワ文庫FT)」、読了。
戦乱の時代。北方諸国は南のニルフガルド帝国の侵攻を受け、その一つのシントラ国が崩壊した。そのため、王や王妃が犠牲になるが、魔法剣士ゲラルトは故キャランセ王女の孫娘シリ(シリラ)だけを救出することに成功した。それから2年後、人里離れた砦でゲラルトはシリに魔法戦士の訓練をしていた。

珍しや、ポーランド産のファンタジー。それもハイ・ファンタジー。その珍しさで読んでみたが、直球勝負のファンタジー。このストレートさが良い。下手に小細工しないところが好感が持てる。…なのだが、意外と面白味を感じなかったのは、そこかしこの現代的な味付け。考え方とか、用語とか(これは訳の責任か)、あまりにも今日的すぎる。さらに食物連鎖に、学校に、登場人物の日常的な悩みなど、こう言う部分を延々と描写するのはどうかと思う。何かファンタジーと読んでいると言うよりは、現実の人間ドラマと読んでいるよう感じ。少なくとも私は現実のしがらみを忘れたいのでファンタジーを読んでいる訳で、この手の作品はあまり好きじゃない。もっと言うなら、もっと中世的な描写が欲しかった。ストーリー的にも、冒頭に事件は起こるが、それ以降は延々とシリが修行しているだけと言うのもちょっとねぇ。本作は「魔法剣士ゲラルト(魔法戦士サーガ)」の5部作中の1作目になるらしい。だが、はっきり言って、続編を読む気にはならない。

今日の映画
ジョルスン物語(アメリカ/1946年)
音楽満載の映画ではあるが、ミュージカルと言うよりはアル・ジョルスンの半生を描いた伝記映画。もっとも正確に言えば、伝記映画と言うより、どうしても舞台を離れなれない芸人魂を描いた人間ドラマだろう。この逃れられない芸人の性を描き切った脚本と演出が見事。また印象的な場面も多く、中でも声変わりしたアルが口笛でその場を切り抜けるシーンや、売れっ子になったアルが「客席の照明を点けてくれ」と言って、客の顔を見ながら歌うシーン(これがラストシーンで生きてくる)が特に心に残る。ミュージカルシーンはアル・ジョルスンの名曲が次々と出てくるのでどれもが素晴らしいが、やはり「スワニー(Swanee)」が最高だろうな。長尺の作品ながら、ちっとも退屈しない、傑作と言って良い作品だろう。

地球の頂上の島(アメリカ/1973年)
イアン・キャメロンの「呪われた極北の島」の映画化で、隠れたロストワールドものの一種。まぁ隠れたと言っても、何回かTVで放映されているので、知っている人は多いかもしれない。ただ出来自体はそれほど良くない。展開はモタモタしているし、見せ場も意外なほど少ない。だが、それを承知のうえでも、私はこの作品が好きだ。何と言っても、このレトロ感溢れる冒険ものと言うノリが良い。墓場に向かう鯨の群れ、火山、氷で出来た洞窟などなど。もう観ているだけで、ワクワクしてしまう。特に後半の絶体絶命の連続は楽し過ぎる。それ以外でも、北の果ての風景も美しいし、モーリス・ジャールの音楽も良いし、ヒロインになる女の子も可愛い。少々出来が悪くても、これ以上、何を望む…って感じだ(笑)。ちなみに設定を書いておくと…。この地は火山活動のため、北の果てながら、一部で人間の居住が可能な土地がある。この土地に昔ヴァイキングの子孫がやってきて住みついた。ところが周りにが極寒の地の為、人々から知られる事がなかった…っと言ったところ。ところで劇中、心に残った台詞がある。それは…、「君の世界と似ているよ。ただ広くて、時が早く回っている」…と言うもの。この台詞にもロマンを感じよな。
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