真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「囮物語(西尾維新/講談社)」、読了。
西尾維新の小説って、今回が始めてだったのだが、何じゃ、この酷さは。撫子が可愛いだけの小説って、どこがじゃ。単に撫子イジメの小説じゃないか。特に月火との絡み辺りは最低だ。しかも、やたらと理屈臭い。いや、理屈臭いのは嫌いじゃない、それどころ好きな方だ。だけど、この理屈臭さは普通とは違う。粘着質で、うだうだ。とにかく読んでいて、イライラしてくる、ウザイ、欝になる。撫子じゃないけど、「しんどい」。普通、この程度で分量なら1~2日で読めるが、あまりのしんどさに、やたらと時間がかってしまった。はっきり言って、大嫌いな小説だ。読み終わった今、即行で廃棄処分したい。
今日のアニメ
・WORKING!! #7「久しぶりの音尾と、新しいバイト=山田(!?)」(再見)
・ぬらりひょんの孫 千年魔京 #7「鏡花水月」…天の邪鬼の入浴シーンは、ちっとも嬉しくない(笑)。逆に、羽衣狐の寝姿は実にエロイ!
・うさぎドロップ #3「ダイキチの決めたこと」
・花咲くいろは #20「愛・香林祭」…緒花イジメの回?(笑)。いや、そんなに食べれないって(笑)。ところで、菜子のクラスの眼鏡っ娘がイイ☆
今日のドラマ
・スーパーナチュラル(第2シーズン) #1「別れ」
前回のラストで大事故に遭い、意識不明になったディーン(兄)。彼が幽体離脱して、死神に会う…っと言った話。話の軌道に戻すだけで、特に面白い訳ではない。
今日の映画
・鉄男 THE BULLET MAN(アスミック・エース/2009年)
「鉄男(1989年)」のセルフリメイク。…って言う事になるんだろうけど、ストーリーも設定もまったく変えてある。それにしても、ちっとも面白くない。「鉄男」以降、ぱっとしなかった塚本晋也なので(2作目の「妖怪ハンター・ヒルコ」は個人的に結構好きだが)、結局ここに戻るしかなかったのだろうが、やっぱダメだった。確かにそれなりに頑張ってはいるが、オリジナルの衝撃さやパワフルさにはとても及ばない。手を出すべきではなかった…って感じかな。
・屋根裏のエイリアン(アメリカ/カナダ/2009年)
貸別荘にやってきた子供たちと、この地にやってきた小人型宇宙人の戦いを描いたSFコメディ。見せ場は多いものの、はっきり言って、お子様向き。しかも本国でもコケたらしく、その程度の出来。まぁ、暇つぶしにはイイだろう。
う~ん、劇場で観たい映画がないなぁ。上映しているのはアメコミか、デジタル映像だけの映画か、お子様向きの映画ばかり。仕方ないので、「うさぎドロップ」でも観るかと思ったが、別にDVDで十分だと思いなおし、止めにした。この分じゃ、9月中旬まで劇場で映画を観ないかも。とりあえず、「純潔パラドックス」と「stone cold」のCDだけ購入して帰宅した。ところで最近、妙にすれ違い通信のすれ違い率が高いのは、3DSが値下げになったため?。今日なんか、すれ違いが異様に多いのだが。
今日の映画
・悪魔の発明(チェコスロバキア/1957年)
少々演出に問題がありで、退屈気味なのが難だが、小説の挿絵のような独特の映像は一見の価値がある。その映像美は、もうアートと言って良い。
・ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣(東宝/1970年)
東宝製作にしてはかなりの異色怪獣映画。東宝の怪獣にしては体長がかなり小さいのも、その一つだが、場所が南海の孤島と言うのも異色。つまり、それまでの怪獣映画とは全く違うアプローチをしている。宿主(つまり怪獣)が死ねば、次の宿主を探して憑依する敵生物、逃げる場所もほとんどない孤島と言う閉ざされた空間、限られた武器だけで怪獣に立ち向かっていかなければならないと言う展開。いやはや、この設定が実に上手い。子供より、寧ろ大人が楽しめる内容だ。ただ残念なのは、後半で宇宙生物を喋らせてしまったり、ラストでお決まりの怪獣プロレスをやってしまったこと。このミスさえなければ、かなりの傑作になったのに。実に勿体ない。
・女優霊(WOWOW/1995年)
中田秀夫のデビュー作であり、Jホラーブームの切欠を作った作品。詳しいコメントは以前のコメントに譲るが、やっぱ面白いものは何回観ても面白い。今回で数回目の視聴だったけど、まったく退屈せずに観る事が出来た。これは大傑作。
とりあえず、明日はお休み。
今日のアニメ
・森田さんは無口。 #7「理想はいろいろ」…まさかの百合展開(笑)。
今日の映画
・カラフル(東宝/2010年)
「クレヨンしんちゃん」初期の監督(「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」は大傑作)、原恵一の長編アニメ。…なのだが、その「クレヨンしんちゃん」やこれまた傑作の「河童のクゥと夏休み」とは明らかに違うタイプの作品になっていた。とにかく欝、欝すぎる。あまりに欝な展開で、観ていて相当に辛かった(マジで何回も観るのを止めようと思った)。では、酷い作品かと言えばそうでもなく、ラスト近くは凄まじく感動的だし、観終わった後は相当に清々しいのだ。相変わらず、原恵一監督、良い仕事しているなぁ。…って言うか、あの展開で泣くなと言う方が無理。あれは反則だよ(勿論、イイ意味で(笑))。
昨日の夜は、今夏もっとも寝苦しい夜だった。夜になっても温度は下がらないし、やたらと蒸し暑いし。ところが、今日は夕方から雨が降ったせいか、涼しくはないが、暑くないので実に過ごしやすい。1日で何故こうも違う。
今日のアニメ
・ダンタリアンの書架 #6「魔術師の娘」…シリアスな内容なのに、コメディにしか見えない(笑)。
今日の映画
・宇宙ショーへようこそ(アニプレックス/2010年)
田舎の5人の小学生たちと1人の犬型宇宙人が繰り広げる冒険を描いたSFアニメ。如何にも「かみちゅ!」の舛成孝二らしい世界観だが、何故か、同時にジブリ色や「ドラえもん」色も強い。そのため、子供向きのアニメに見えるのが難(まぁ実際、子供をターゲットにしているんだろうけど)。それでも、クライマックスはかなりの盛り上がりを見せるし、ラストも清々しいので、十分に楽しんで観る事が出来た。
久しぶりの仕事で疲れた。
「闇の船(サラ・A・ホイト/ハヤカワSF文庫)」、読了。
大富豪の一人娘のティーナ。彼女の父親の船で、叛乱が起こった。彼女は、救命ポッドで何とか脱出。追跡をふりきるため、パワーツリーの森に逃げ込むが、そこで伝説の闇の船(ダークシップ)と遭遇した。この船こそ、地球を追放されて死に絶えたはずの「ミュール」が乗る船だった。
ハインラインに影響されて書いたSFらしいが、どこがハインラインだよ。ハインラインとはかなり違うタイプの小説だし、何よりもSF的な魅力に乏しい作品だ。確かにSF的な小道具は多数登場するが、それらがちっとも生かされてない。寧ろ、「ボーイ・ミーツ・ガール」的な青春ものに近いかな。もっとも、肝心のヒロインが魅力に欠けるが。ツンデレならツンデレで、もう少し書きようがあったろうに。何れにせよ、すべてが中途半端で、物足りない作品だった。
今日のアニメ
・THE IDOLM@STER #5「みんなとすごす夏休み」…クーラーくらい、すぐに修理しろよ。
・夏目友人帳 参 #7「祓い屋」…このシリーズでは珍しく殺伐とした話だった。らしくないなぁ。
・神様ドォルズ #7「追憶の肖像」…過去編だが、酷過ぎ。この作品って、こんな欝な作品だったのか。
・ひだまりスケッチ×☆☆☆ #8「5月13日~5月14日 ゆのクラブ」+「9月26日~9月27日 やっぱりナスが好き」(再見)…「紅白付けがたい」(笑)
盆休み、終わった。orz
読書メーターでは2冊しか挙げてないが、実は「あれも読みたい、これも読みたい」っと言う事で、現在10冊の本を同時進行で読書中(笑)。そんな訳で、なかなか読み終われない(苦笑)。
そんな中、「天の向こう側(アーサー・C・クラーク/ハヤカワ文庫)」を何とか読了。
14本のSF短編集。
「九〇億の神の御名」→ラマ僧がコンピューターを使って、90億もある神の名をすべて書きつくそうとする。…一種の終末SF。まぁまぁの出来。★★★☆☆
「密航者」→イギリスでさんざん持て成しを受けたソーンダーズ船長は、早く宇宙へ逃げたかった。その後、何とか出発するが、船内で密航者が見つかり…。…SFと言うよりは人間ドラマ。それほど面白いものではない。★★☆☆☆
「天の向こう側」→宇宙ステーションで生活する人々の日常を綴った連作集。将来的に宇宙ステーションでの生活が実現すれば、こうなるのかと興味深い。個人的には、2話のカナリアの話がお気に入り。あとは、最終話。(クラークの)宇宙への憧れが満載で、実にイイ感じだ。★★★☆☆
「暗黒の壁」→シャーヴェインが住む世界は、太陽が沈まぬ明るい世界だった。この世界を南へ行くと、巨大な壁がある。シャーヴェインはその先に何があるのか、気になるが。…宇宙ものでなく、異次元SF。メビウスの輪を使った異次元感がなかなか楽しい。★★★☆☆
「機密漏洩」→ハンスがデザインした宇宙船や都市のデザインが…。途中で分かるオチだが、悪くない。★★★☆☆
「その次の朝はなかった」→地球人を救うため、サール人はテレパシーで彼らに呼び掛けるが。…ちょっと皮肉な内容。まぁまぁの出来かな。★★★☆☆
「月に賭ける」→月で作業する人々の日常生活。…「天の向こう側」の元ネタのような作品だが、あまり面白くない。★★☆☆☆
「宣伝キャンペーン」→嘗てないほどの侵略SF映画が出来た。ところが。…皮肉な内容、これもまぁまぁの出来か。★★★☆☆
「この世のすべての時間」→アシュトンの前に女性が現れ、大英博物館にあるいくつかの物を盗み出して欲しいと言った。彼女は彼に、時間の進行を遅くするブレスレットを渡し。…女の正体と、真相、ラストのオチが素晴らしい。ただ、「ミステリーゾーン」で同様のエピソードを観たような気がするのだが。★★★★☆
「宇宙のカサノヴァ」→宇宙空間で調査を続ける男。彼の船に一つの通信が届く。それから流れてきた声は、実に美しい女性の声だった。…完全に落語の世界。ラストのオチには笑ってしまった。もっとも、SFとして見たら微妙だけど。★★★☆☆
「星」→死に行く太陽の近くで、ひとつの惑星を発見する。そこには異星人の遺跡があり。…詩的な作品。そして、物悲しい。★★★☆☆
「太陽の中から」→太陽から何かが飛び出した。その現象を水星から観測するが。…ちょっとネタバレになるが、未知の生命体を題材にしたもの。かなり壮大な話で、楽しい。★★★★☆
「諸行無常」→砂浜で遊ぶ子供。…どこがSFなんだ…って思ったら、最後の方でSFになった。特にストーリーらしいストーリーはなく、言うなれば詩的な作品。★★★☆☆
「遥かなる地球の歌」→恒星間宇宙船マゼラン号の故障を修理するため、惑星サラッサに着陸する。そこで副機関士のレオンは、ローラと言う娘と出会う。…男女の愛がテーマの作品で、悪くはないがSF的な魅力に欠ける作品だ。それでも、ラストのホロ苦さは個人的に好きだけど。★★★☆☆
今日のアニメ
・セイクリッドセブン #7「真実のヨシアシ」…OP曲とED曲が入れ替わった。別に態々変えなくても良かったと思うが。
今日の映画
・エクリプス トワイライト・サーガ(アメリカ/2010年)
シリーズ3作目。相変わらずつまらない。大して面白くもない恋愛模様に、迫力に欠ける超人アクション。大体エドワードって、単なるニヤケ男でヴァンパイアの魅力の欠片もない。…って言うか、このキャラじゃ、もうヴァンパイアじゃないじゃん。ヴァンパイアって、人間に害をなすから魅力的だったと思うのだが。所詮、ティーンエイジ向けの底の浅い映画…ってところか。
・講道館四天王(大映/1955年)
他流の柔術家との因縁、兄弟子の波紋、因縁をかけた試合…っと言った、如何にもと言った展開が楽しい。だが、肝心の柔道シーンに迫力がないのが難。そして受け身がまったく出来てなく、とても柔道家に見えないのが致命的。
・生ける屍の夜(別題:生きた屍の城)(イタリア/フランス/1963年)
スペインにやってきた旅芸人の一座が、ドラコ伯爵(クリストファー・リー)に彼の城に招待されるが…っと言った話。…で、その伯爵が動物の剥製が趣味と言うことから、大体の展開が分かると思うが、まさにその通り。それ以上でも以下でもない。演出に切れもないうえに、意外な展開も真相もないため、はっきり言って途中で飽きてくる。どこかの城でロケをしたと思われる映像も、変に浮いていて良くない。結局、C級ホラーも良いところの出来だった。ただ、無名時代のドナルド・サザーランドが出ているので、その辺りは要チャック。