真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「魔法使いの弟子(ロード・ダンセイニ/ちくま文庫)」、読了。
城の財政難は救うため、ラモン・アロンソは魔法使いに弟子入りして、錬金術を極めようとした。だが、彼が弟子入りしようと考えている魔法使いこそ、人間の影を蒐集する黒魔術の徒だった。
…っと言うストーリーから、「若者と悪の魔法使いの戦い」が中心かな…って感じがするが、全然違い、あくまでもメインは若者の冒険。また安易にアクションを描くのでなく、ひたすら幻想的なシーンを描く辺り、さすがはダンセイニって感じだ。ところで、最後まで読んで、実は魔法使いが主人公ではないかと思った。確かにラモンがメインで話が進むが、圧巻とも言うべきラストの「魔法使いがこの世の魔法をすべて連れて、別世界への門をくぐり、地球の魔法の時代が終わりを告げる」辺りを読むと、どう考えても魔法使いが主役にしか見えない。第一、本作で一番魅力的なキャラは魔法使いだ。掃除女のアネモネも良いが、魔法使いには勝てない。訳者の荒俣宏ではないが、善や悪と言った概念さえも通り越した、その強烈な個性がホント凄い。何れにせよ、幻想ファンタジーの傑作と言って良いだろう。★★★★☆
今日のアニメ
・神様はじめました #9「神様、竜宮城にいく」
今日の映画
・REC レック(スペイン/2007年)
再見。POV版「ゾンビ」ではなく「デモンズ2」。それにしても、1作目の緊張感と恐怖は半端ないなぁ。★★★★☆
なんか、北海道が大変な事になっているなぁ。
「秋津島 斎なる神のしもべ(鷹野祐希/GA文庫)」、読了。
16年間、鹿島神古流の修行を続けてきた佐唯に、初めてボーイフレンドが出来た。だが親しかった者の裏切りで、ボーイフレンドが殺されてしまう。佐唯は復讐を誓うが、実は彼女は守宮印を持つ斎候補だった。
伝奇小説と言う事らしいので、妖怪や魔物退治の話かと思ったら、全然違っていた。実は天孫と地祇の対立の物語であり、その争いに巻き込まれた巫女の物語だった。敵対する流派が次々と刺客を送り、それを倒す話がメインなので、どちらかと言うと武侠小説に近いかも。何れにせよ、最初考えていた内容とはかなり違っていたが、これが結構面白かったりする。ラノベにしては、出来の良い方かもしれない。それにしても、敵対する人間と百合百合しているところが、如何にもラノベだなぁ(勿論、良い意味で)。★★★☆☆
今日のアニメ
・ギャラクシーエンジェる~ん #12「熱湯!コマーシャる~ん」(再見)
今日のドラマ
・スーパーナチュラル(シーズン4) #6「幽霊病」&#7「ハロウィンの惨劇」…#6→何と日本の妖怪、ぶるぶるが登場。もっとも、かなり性格を変えてあるけど。#7→サウィンと言う悪魔が登場。最後には更にゾンビも登場する。それにしても、天使と悪魔の力を持った兄弟vs魔物って、もう完全にサイキックアクションの世界だな。
今日のアニメ
・中二病でも恋がしたい! #8「二人だけの…逃避行(エグザイル)」…勇太と六花が、えらく良い雰囲気になって来た。この展開で、このタイトルが生きてくるのか。
今日の映画
・わらの犬(アメリカ/2011年)
監督:サム・ペキンパー×主演:ダスティン・ホフマンの1971年の同名バイオレンスアクション映画のリメーク。オリジナルもそれほど好きな作品ではなかったが、こちらはそれ以下の駄作。バイオレンス描写は直接的になっているが、オリジナルほどの衝撃はない。なんか観ていて、ちっとも楽しくなかった。日本劇場未公開も、当然と言えば当然。大体、何故リメークをする必要があったのか、疑問だ。★★☆☆☆
Xbox360版「キングダムズ オブ アマラー:レコニング」をプレイ。
後少しで西の大陸のクエストを完了しそう。でも、まだ東の大陸と、二つのDLCが残っているんだよなぁ。年内に終わるのかな?
「ズンガー」
ホワイトストーン掲示板からのクエスト。ズンガー・シャフトにいるアウトローを全員倒すだけ。
「ボーンタウン 」
ホワイトストーンの市長から、「モータス・マイニング本社に行き権利書を奪ってこい」と言われるサブクエスト。奪った後、今度は採石場に行かされる。どうもこの市長、やっている事が胡散臭いし、気に入らないかったが、最終的にロクな人間じゃない事が分かる。その為、クエスト終了後、市長の申し出を断る。すると、「鉱脈を探す」と言うクエストが発生。
「鉱脈を探す」
雑貨屋にいる男を話し、市長に一泡吹かす事にする。まずはスコーリア鉱山に行き、鉱石のサンプルを手に入れる。その後、市長殺害になるのだが、説得に成功し、市長を檻に入れることになる。良い気味だ。…って事で、クエストクリア。「ボーンタウン」から始まる一連のクエストは、選択によって、かなり展開が変わってくる模様。
「行方不明の鍵」
ホワイトストーンの酔いどれ娘亭にいる女盗賊からの依頼。市長宅に忍び込み、「タクレイリ市長の告白」の巻物を手に入れるクエスト。何か裏があるようだが、このクエストをクリアしても、分からないまま。別のクエストで判明するのかも(このゲームには、そう言うパターンが多い)。
「メッセンジャー」
ホワイトストーンの酔いどれ娘亭にいる配達人からの依頼。死亡通知書を四つ届けるだけのもの。
「アロン採掘所」
事務所と鉱山を(三段階に)拡張していくだけのクエスト。金があれば、すぐにクリアできる。もう、腐るほどあるので、一気にクリア。
「メスと手に走る」
アイアンファスト砦の掲示板からの依頼。アデッサ・アイルズのノーストラ教会堂にいる医者に、メスを届けるだけ。
「親方の手腕」
アイアンファスト砦の鍛冶屋からの依頼。以前、コボルトの毒で苦しんでいた男を、アイアンファスト砦へ連れて行くだけのクエスト(一人で勝手に行くが(笑))。その後、「秘伝のオイル」が必要になるが、すでに入手済み。報酬として「ハルデビアーの刃」を貰うが、今となっては役立たず。
「消えた部隊」
…ってところで、ブラザー・テイルのエロ本が9冊揃ったので、一気に「「期限延過」をクリアさせようと考える。…で、最後の一冊は?…っと見ると、東の大陸のアンシラ城の中。そんな訳で東の大陸へ行くが、アンシラ城に入れない。これはあれだ。別のクエストで入るんだと考えて、周りに見回したら、近くにクエスト依頼者がいた。さっそく彼に会うと、アンシラ城の中にいる仲間を助けてくれ…と言う。パイプを通って、城内へ。中で彼の仲間と合流。闘いながら奥へ進み、敵ボスを倒す。すると、この敵ボスが死に際に呪いをかける。今度は呪いを解くために、治療薬を探す事になる。治療薬を見つけて、呪いを解き、依頼者のもとに変えればクエストクリア。報酬で盾を貰ったが、これも今となっては役立たず。
「期限延過」
アンシラ城内で見つけたエロ本を最後に、10冊全部が揃う。さっそく、始まりの町・ダレンタースへ帰り、エロ本を納めてクエストクリア。…って、時間がかかった割に、報酬がむちゃくちゃ安いんですがぁ。
今日のアニメ
・「K」 #7「Key」
・さくら荘のペットな彼女 #7「彼女のきょうしゅう」…今週は妙にテンションが高くて、面白かった。特に「出来ちゃった」には大爆笑。
・絶園のテンペスト #7「ファースト・キス」…もう愛花、可愛すぎ!
・ひだまりスケッチ×ハニカム #6「9月25日 おしゃべりスケッチ」+「9月29日~9月30日 ヒロさん」…このアニメにしては珍しくシリアス。大体、ヒロがメインと言うことからして珍しい。
・宇宙兄弟 #34「月夜の晩にパグとハグ」
Xbox360版「キングダムズ オブ アマラー:レコニング」をプレイ。
それにしても、いくらクリアしてもサブクエストが無くならないなぁ。
「価値ある戦利品」
ガレット地下道へ行き、依頼人と共にお宝を探す…っと言うサブクエスト。途中、レバーを開ける際、メモに意味ありげな事を書いていたので、クイズ系かな…って思ったら、何もせずに扉が開いた。ちょっと拍子抜け。最後にお宝を手に入れるが、依頼人が嫌がって、マイキャラが報酬としてもらう事になる。
「兄弟の守り手 」
兄弟の守り手に依頼人と共に入り、魔法使いを退治するだけのサブクエスト。ダンジョン内には罠が多くあるが、依頼人がどんどん先に進んでいくので、焦ってしまう。ところで、報酬としてフィラグノスの墓所の鍵を貰うが、一番奥の扉だけ開かない。これってバグかな?…っと思ったら、「突破」のクエストで訪れることになる。
「義憤」
阿漕なベイレン結社の連中に毒を盛って、復讐すると言うサブクエスト。普通、私は攻略を観ないでプレイするが、このクエストはファストトラベル不可になったり、クエストの進行が不可能になったりする致命的なバグがあると聞いていたので、これだけは攻略を見ながらプレイした。フィラグノスの墓所に入り、毒を盛った死体を5体橋の下に落とすだけの簡単なクエストだが、途中で変な事をしていたらバグるらしい。慎重にプレイしたので、問題なくクリア出来た。
「突破」
レッド・マーチズで受けた三つのクエストをクリアしたら始まる。この地でのクエスト依頼者の三人と、フィラグノスの墓所へ入り、以前入れなかった扉の奥に行き、恐竜の化け物のような奴を倒すサブクエスト。このレッド・マーチズでの一連のクエストの流れはなかなか楽しかったな。
「力の交差点」
以前、サークル・オブ・エンガードで受けていたサブクエスト。要はケア・エラサのダンジョンに行き、祭壇の上に花を置き、儀式を行うと言うものだが、途中、色々と妨害がある。報酬はソーサリーの防具なので、あまり嬉しくなかった。
「百年花」
百年草を三つ開花させると言うサブクエスト。開花させるには、炎属性の攻撃が必要だが、炎のスタッフを常備しているので、問題なくクエストクリア。
「ダークヴァリ」
ダークヴァリ鉱山の山賊を殲滅するというタスククエスト。下の「駆け落ち」のクエストと同時進行。
「駆け落ち」
ホワイトストーンの町の中にある檻に入れている男からのサブクエスト。まずは檻の鍵を盗むのだが、別のクエストで鍵を持っている奴に話しかけたら、説得の選択肢が出て、成功したのであっさり手に入った。ダークヴァリ鉱山でステグのへそくりを見つけることになるが、「ダークヴァリ」のクエストと場所が同じなので、同時進行。へそくりを手に入れて、ダンジョンを出たら、檻の男の恋人が待っている。ここでも説得に成功し、何事もなく話し合いが終了。結局、檻の男は女に騙されていたんだな。何気に可愛そう。その後、依頼者である男と会い、事の顛末を話し、クエストクリア。報酬として、ダークヴァリの宝の地図が手に入る。ただ、マイキャラは探索スキルが10あるので、まったく意味なかったようだ。
「シンリック」
シンリック採石場の山賊を殲滅するだけのタスククエスト。
今日のアニメ
・ロボティクス・ノーツ #6「ありがとうごじゃいましたっ」…昴の一件、えらく簡単に片付いたな。それにしても、またしても意外な展開。このアニメ、ロボットを作るだけで終わらないのか?
今日の映画
・5つの銅貨(アメリカ/1959年)
名コルネット奏者レッド・ニコルズの半生を描いた伝記ドラマではあるが、どちらかと言うとダニー・ケイのワンマンショー…って感じに仕上がっている。つまり、レッド・ニコルズの半生を知るのではなく、ダニー・ケイの芸を楽しむ映画なのだ。だが、これがむちゃくちゃ楽しい。実際、私は今まで数多く観たミュージカルの中でベスト1だと思っているし、それどころか映画史上でも5本指に入る名作だと思っている。本作の魅力は多いが、ダニー・ケイの芸を除けば、「音楽」と「ドラマ」の二つが主だろう。まずは「音楽」。ミュージカルなので、当然冒頭から数多くの曲が流れる。そのどれもが素晴らしいが、やはり何と言ってもタイトルになっている「5つの銅貨(THE FIVE PENNIES)」が最高。レッドが娘に送る曲なのだが、歌詞が絶品(勿論、曲も素晴らしいが)。大雑把に書けば、「この銅貨で祈れば、どんな願いも叶う、この銅貨で夢見れば、どの夢もみんな楽しい、この銅貨で踊れば、キラキラと輝く美しさ、(途中省略)、この銅貨で笑えば、どんな涙も乾く、そして最後の銅貨、一番大切な愛する銅貨、(途中省略)、だから5つの銅貨さえあれば、君はそれで億万長者」と言った内容。娘を思う気持ちが詰まっていて、実に良い歌詞だ。この曲は劇中、数回に渡り流れ、観終わった後も耳から離れないほど。次、「ドラマ」。映画の後半で娘が小児マヒになり、再起不能になる。この事に責任を感じたレッドは、命に次に大事なコルネットを捨ててしまう。数年後、この事を知った娘は自力で歩く努力をする。そして、父親の前に歩み寄り、「踊ってくれますか?」と声をかける。もう、この辺りはマジ感動的で、何回観てもウルウルしてしまう。そして、「大丈夫、もう人に頼らずに立てるわ」、「パパもだ」と言う締めの台詞が最高に良い。ダニー・ケイの芸、音楽、人間ドラマ、そのすべてが一級品の、文句なしのエンターティメントだ。★★★★★