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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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ヒルダよ眠れ(アンドリュウ・ガーヴ/ハヤカワ文庫)」、読了。
ヒルダが死んだ。最初は自殺と思われたが、検視で暴行の後が発見された為、警察は他殺と断定。アリバイが曖昧な事、愛人がいた事などにより、警察は第一発見者であるヒルダの夫・ジョージを容疑者として逮捕する。ジョージの友人であるマックスは、彼の無実を信じ、独自の調査を始めるが。

「悪女ものなのか、あまり興味がないなぁ」っと思っていたが、やたらと評判が良いので読む事にした。すると、これが呆れるほどに面白かった。まさに嬉しい誤算だったよ。内容は「無実の人間を助けるため、素人探偵が事件の調査をしていく」と言うもの。明らかに「幻の女」と思わせる展開だが、読んでいくとかなり違う事に気がつく。素人探偵が色々な人に話を聞くうちに、次第に被害者であるヒルダの人物像が浮かび上がってくる。これって、明らかに「レベッカ」の展開だ。「レベッカ」のようなゴシック趣味がないので、かなり印象が違うが、人の証言や部屋の印象から、その人物像が浮かび上がって来るのは、まさに「レベッカ」のサスペンスそのもの。そんな訳で、まさに私好みの作品と言ってよく、かなり楽しんで読む事が出来た。ただ、問題は真犯人の登場の仕方。とにかく犯人に対してまったく伏線が張られてないので、何とも納得がいかない。本格推理ものでなく、サスペンスものだと言っても、これはいくら何でもアンフェア過ぎるだろう。これが、この作品の最大の欠点だ。もっとも、その後の真相部分のヒルダの悪女ぶりや、探偵と警察の迫真の対決部分が凄いので、別にどうでも良くなるけどね。しかし、この作品って、悪女ものと言われているが、悪女じゃないよね。どちらかと言うと、性格破綻者、もしくはサイコ野郎で、まさにホラー的な怖さだ。★★★★☆

今日のアニメ
ロボティクス・ノーツ #15「君に夢を見せてあげよう」…これ、最後に話がまとまるのか?。
咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A #15「憧憬」…なんかエロネタが妙に増えてきたような。特に↓のシーンでの「大っきいの入ったと」、「うん」の台詞はエロすぎ。勿論、麻雀の事を言っているのだが、どうしても別の意味に聞こえてしまう(爆)。
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今日の映画
若草の頃(アメリカ/1944年)
再々見。詳しくは「映画と本の迷宮で」で。★★★★☆

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