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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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バニー・レークは行方不明(イヴリン パイパー/ハヤカワ・ポケット・ミステリ)」、読了。
ニューヨークで勤め始めたシングル・マザーのブランチは保育園に娘のバニーを迎えに行くが、バニーの姿がどこにもない。新学期の初日とあって保母も園長もバニーの事を覚えていない。仕方なくブランチは警察に駆け込むが、何故か警察は腰を上げようとしない。しかも、バニーの存在すら疑われてしまう。

オットー・プレミンジャー監督が映画化した同名映画の原作。冒頭の吸引力が映画と同様になかなか優れており、思わず引き込まれるが、それ以降がどうにも盛り上がらない。結局、何とも微妙な出来の作品だった。とにかく話が進まな過ぎる。いつまで経っても、主人公のオロオロする描写ばかりで、読んでいる方はサスペンスでなく、そう言う面でイライラしてしまう。中盤を過ぎる辺りから、ようやく話が流れ始めるが、辿り着いた真相があまりにもつまらない。「たった、それだけのことだったんかい」って感じだ。ちなみに、映画とは真相も犯人も違う。個人的には不満だった映画版の犯人の方がまだマシだったと思う。★★★☆☆

今日のアニメ
咲-Saki- 全国編 #10「仲間」

今日の映画
二十四時間の情事(フランス/日本(大映)/1959年)
「君は広島で何も見ていない」、「すべて見たわ」。敵兵であるドイツ人と密通していた過去のある女性が広島に訪れ、日本人の建築家と一日限りの情事に耽ける。…っと言った話。一見、恋愛映画のような印象を受けるが、戦争による個人の苦渋を描いた人間ドラマであり、反戦映画。ただ結構難解。この分かりづらさはアラン・レネである所以だろうか。そんな訳で、傑作ではあると思うが、個人的にはあまり好みでない。ところで、冒頭の原爆の被害者の映像が結構エグイ。まぁ、アラン・レネはアウシュビッツ収容所での虐殺を題材にしたドキュメンタリー「夜と霧」を監督した人なので、「観るに堪えられないだろうがこれが現実だ」と言いたいんだろうな。★★★☆☆

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