真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「鏡のなかの迷宮 ガラスの言葉(カイ マイヤー/あすなろ書房)」を読破。2巻目はイマイチの出来だったが、シリーズ完結編となる今作は、今まで提示された謎が次々と解かれ、今まで張ってきた伏線が次々と生きてくるため、実に楽しい話になっている。完全なハッピーエンドでないのが嫌だという感想もあるようだが、まぁこの程度のアンハッピーエンドさは、どの小説でもあるので別に良いと思う。逆に切なく、そして余韻を残すので、いい結末の付け方ではないだろうか。あとメルレとジョニパの百合百合な関係も実に良い。1巻が水、2巻が砂漠のイメージだとしたら、今回はまさに氷の印象だ。その辺りの寒々しさ、もしくはダークさも結構私好みだ。ところで先にシリーズ完結編と書いたが、実はラストで主人公が別の旅に出発する。どうも、この辺りは将来書かれそうな気がするので、もしかしたら完結編ではないのかもしれない。ちょっと楽しみだ。
今日のアニメ
・ひぐらしのなく頃に解 #13「皆殺し編 其の八「終末」」
・英國戀物語エマ 第二幕 #6「成功と喪失」
・クロノクルセイド #19「首」
今日のドラマ
・血の婚礼(2007年公演)
フェデリコ・ガルシーア・ロルカの戯曲の舞台劇化。前半はそれなりに楽しんで見ていたけど、後半の愛憎劇ドロドロ&オーバー気味の演技の連続はさすがにウザい。以前、同名のスペイン映画(1981年)を観ているんだけど、ここまで酷くなかったと思うが。ただし、渡辺香津美のギター演奏だけは素晴らしい。
「ヒロイック・エイジ」の放送後、「みなみけ」の予告をやっていたが、う~ん、あまり期待できそうにないなぁ。(確か)昨日も「実写版ネギま」の予告をやっていたが、こちらもあまりも面白くなさそうだし。つーか、今期の新番組のラインナップをみても、期待できそうなものがほとんどない。今期は近年には珍しく不作のようだ。
今日のアニメ
・ヒロイック・エイジ #26「エイジ」(最終回)…悪くない話だし、最後もよくまとめていたと思う。だが、これって言う部分もなかったし、印象に残る部分もなかった。印象の薄いアニメだったなぁ。
・クロノクルセイド #17「共犯者たち」&#18「四人」
今日の映画
・怨霊の森(アメリカ/2006年)
世間から隔離された女子校、行方不明になる学友、奇怪な夢などなど、この映画は実に良いものを持っている。だが反面、厳格な規律、陰湿なイジメなど不快な部分も多く、複雑な心境。またスロー過ぎる展開、盛り上がりに欠けるラストなど、問題も多い。悪くない映画だとは思うが。少なくとも登場人物が、もう少し可愛ければなぁ。ところでこの映画は一種の魔女ものだ。劇中でも魔女と言っているし。だが、魔女と言うよりは樹の魔物っていた感じだ(ドリアードを邪悪にした感じか?)。映画ではあまり登場しないタイプの魔物だったので、新鮮だった。
メイド・セイバー、お迎え♪。以前買ったメイド・セイバーよりこっちの方が出来が良いなぁ。太腿が堪りません(笑)。あと、背中もかなり色っぽいです(笑)。しかし、凛ファンの筈なのに、何故セイバーのフィギュアばかり買うんだ?>自分(笑)。※[本館]に大きな写真あり。
今日のアニメ
・ながされて藍蘭島 #26「飛び出して、藍蘭島」(最終回)…なかなか面白かった作品だったと思うよ。どのキャラも魅力的だったし。ぜひ、第2シリーズを作ってもらいたいものです。ただせっかく、最後に行人の妹が登場したのに、あまり妹萌えしないキャラだったのが残念。あと、男だけの藍蘭島、絶対に行きたくないぞ(爆)。
今日のドラマ
・スーパーナチュラル #11「出会い」…案山子の化け物が登場。一応、化け物の正体の説明があるが、ネタバレになるので、ここでは書きません。しかしイマイチ話は盛り上がらないし、最後のえらく呆気ない。あまり面白いエピソードでなかった。ところで、案山子の化け物の話って、映画とかでもあるけど、アメリカでは都市伝説のひとつなのだろうか?
今日の映画
・鉄人28号 白昼の残月(メディア・スーツ/2006年)
2004年版のTVシリーズは、太平洋戦争が終結してから10年後と言う戦争の傷跡が消えてない時代を背景にし、反戦テーマと良質の人間ドラマのかなりの上質のアニメだった。このシリーズから派生した劇場版が本作だ。そんな訳で、この映画版もかなりレベルが高い。だがTVシリーズは反戦テーマと人間ドラマと同時に、探偵アクションなどの娯楽的な部分もあった。だが本作は、人間ドラマの部分の比重が高く、娯楽の部分があまりない。そのため、どうにも堅苦しい印象を受ける。元々子供の観客を無視した作りだが(旧モノクロシリーズを観ていた大人があくまでもターゲット)、もう少しどうにかならなかったものか。非常に残念だ。
福岡人向けイベント情報
・コミックネットワーク スーパーライブ vol.12
出演:影山ヒロノブ、串田アキラ、宮内タカユキ
日時:10月8日(2回公演あり)
場所:Early Believers(アーリービリーバーズ)
その他詳細は[本館]で。
現在、スカパーは某セットで契約しており、かなりのチャンネルが見れる。だが最近、どのチャンネルの番組にも面白さを感じられなくなり、観る番組数が激減してきた。そんな訳で、AT-X、キッズ、ホラーTV以外をすべて解約することにした。だが、なんと11月からアニマックスで「灼眼のシャナⅡ」が放送されることが分かり、仕方なく前記のチャンネルにアニマックスを加えることにした。それでも以前払っていた視聴料よりかなり安くなるので、かなり経済的に助かるよ。
今日のアニメ
・アイドルマスター XENOGLOSSIA #26「月とペンギン」(最終回)…ゲームの方はプレイしてないので、違い云々はよく分からない。そんな訳で、純粋に作品の出来だけしか言えないが、あまり良い出来とは言えない。確かに観るべき部分も多かったが、どうも今一歩踏み切れてないと印象だ。うまくやれば、かなりの傑作になったと思うのだが。
・CODE-E #7「外国人と初恋のこと」
・AIR #9「つき~moon~」&#10「ひかり~light~」&#11「うみ~sea~」&#12「そら~air~」…思った以上にゲームに忠実に作られていた。そんな訳でゲームをプレした人は懐かしく観ることが出来るだろう。だが反面、まったく新鮮味がなく、アニメだからと言う部分もない。つまり丁寧には作っているが、別にアニメ化する必要もなかった印象だ。やはりゲームとは違う世界感にしたあの劇場版は正解だったと思うよ。
今日の映画
・霧と影(ニュー東映/1961年)
映画は前半、社会派ミステリーのような感じで結構面白いのだが、後半になるにつれてスケールだけでかいB級ミステリーになってしまう。このある意味キワモノ趣味は、如何にも石井輝男らしいのだが、同時に拍子抜けしてしまう。ラストのアクションシーンも取って付けたみたいで、あまり良いとは思わない。
・アンデッド(オーストラリア/2003年)
DVDのパッケージに「ゾンビ×マカロニ」っと書いていたが、なるほど曲撃ちでゾンビをやっつけるシーンは確かにマカロニウエスタンのノリだ。そう言う部分はアイデア賞ものと言えるのだが、なんか観ていてあまり面白くない。アクションに迫力や切れやスピードがないためだろうか?。結局、B級C級ホラーアクションもいいところの出来だ。しかもストーリーが進むにつれ、エイリアンは登場するは、とんでもない真相は提示するはと、支離滅裂な展開になる。つまり、かなりの怪作ホラーなので、マニア以外は観ない方が良いと思う。
・「灼眼のシャナⅡ」、アニマックスで11月から放送開始。
アニマックスを切ろうと思っていたのに、切れなくなった(苦笑)。
今日のアニメ
・ゼロの使い魔~双月の騎士~ #11「銀の降臨祭」
・精霊の守り人 #26「旅立ち」(最終回)…いや~、面白かった。最近、安易な萌えアニメが多い中、久しぶりにストーリーで楽しませてくれたアニメだった。しかもProduction I.Gなので、作画のクオリティも最高。アクションシーンなんか、劇場並みの凄さだ。他の制作会社も見習って欲しいものだ。間違いなく、今年のベスト10で上位に食い込む作品だ。ところで最終回である今回、特に感心したのは、最後にバルサがチャグムを諭すシーン。「バカなこと、言うんじゃないよ」などと教訓的な事を言うのでなく、「一暴れしてやろうか?」だよ。なんてしゃれた台詞なんだ。…と同時にバルサの器の大きさを感じられて、実に良い気分だった。まさに名ラストシーン(別れのシーン)だ。
・ケロロ軍曹 #180「ケロロ 争奪大戦争 であります」…モアちゃんの笑顔は最高…って言う回(笑)。
・魔法少女リリカルなのはStrikerS #25「ファイナル・リミット」…一応、戦いは終わったけど。事件はまだ解決してない(まだ続くのかよ)。
・電脳コイル #18「異界への扉」…以前からそうだったけど、最近、特に怪談色が強くて楽しい。事件の真相にもかなり近づいてきた感じで、今後の展開が非常に楽しみだ。最近、NHKアニメが面白いなぁ(つーか、他局が安易にエロに走りすぎるんだよ)
今日の映画
・パーフェクト・ストレンジャー(アメリカ、2007年)
劇中で語られる各エピソードや映像がひとつに繋がっていくラストはなかなか見事だし、最後に語られる真相も実に納得いくものだ。更に真犯人もまったく予想してなかった人物で、こちらもお見事。確かに展開が遅すぎたり、(後で意味を持つものの)不必要なエピソードが多いため、少々退屈気味だという欠点はある。だが、かなり良く出来たサスペンス映画だと思う。
気になる一冊
・魔女の愛した子(マイケル・グルーバー/理論社)
魔女が、森に捨てられた醜い赤ん坊を拾った。赤ん坊はすくすくと育つが、その醜さゆえに大事件を起こしてしまう。…本屋で偶然見つけたのだが、なんかダークファンタジーっぽくて面白そう。これが文庫本なら一も二もなく買ってしまうのだが、ハードカバーは二の足を踏む。値段が高いし、収納場所に困るし。しかも最近発売されたので、検索しても本の評価を書いたサイトにヒットしないし。う~~ん、どうしよう。
今日のアニメ
・ムシウタ #11「終ワラナイ夢」
・怪物王女 #23「死霊王女」…ゾンビの回。まぁまぁかな。フランドルに対してのセクハラ疑惑をかけられた日郎には笑ってしまったが。
・キスダム-ENGAGE planet- #26「始暁(ハジマリ)」(最終回)…最後は哲学問答アニメか(笑)。「エヴァ」の影響が強いんだろうな。まぁ何はともあれ、終わってしまった。全体的にみて、そこそこ上手くまとめているし、まぁまぁの出来かな。ただ個人的には、初めの2~3話の出来がすこぶる良いので、もっと別の方向に進んで欲しかったが。
・瀬戸の花嫁 #22「傷だらけのアイドル」
今日のアニメ
・モノノ怪 #10「化猫 序の幕」…今までより時代はぐっと進んで、近代(昭和初期くらいか?)。「おいおい、どうなるんだ」的な意外な展開、一見無関係な登場人物が次第に結びついていく知的なシナリオ、相変わらず面白いなぁ。今年のアニメでも、かなり上質な作品だ。
・スカイガールズ #9「デルタロック」…これって言うこともなく、吹っ切れてしまう可憐に違和感を感じる。初戦と二回戦がまったく別人のようだよ。
・ドージンワーク #11「なじみ とんじゃう」
・エル・カザド #17「追い詰める女」
今日の映画
・太陽(ロシア/イタリア/フランス/スイス/2005年)
日本では絶対に製作が無理だった作品だろうな。ところで人間としてのヒロヒト天皇を描くと言う事なのだが、とても成功しているとは思えない。全体的にイッセー尾形の一人芝居と言った感じの映画で、実際にそう言う風に観た方が面白い。監督の思惑とは裏腹に、イッセー尾形のワンマンショーになってしまった感じだ。あとアメリカ映画とはまったく違うテンポとノリなので、普段あまり映画を観ない人には、たぶん退屈だと思うので注意が必要だ(私個人としては、結構楽しんだのだが)。あと、アメリカを無神経な人間&憎々しく描いているところが、面白かった(さすがロシア&ヨーロッパ産の映画だ(笑))。まぁ、あの国は大体あんなものだよ(毒)。