真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「災園(三津田信三/光文社)」、読了。
狐さまのお告げを聞く事が出来る力を持つ6歳の少女・奈津江。彼女は両親を亡くし、祭深咲と言う娘に「祭園」と言う施設に連れて行かれる。祭深咲の話では、死んだのは育ての親で、実は自分が実の姉であり、「祭園」の経営者が実の父親だと言うのだが。
「家」シリーズの3作目。…なのだが、前2作の「禍家」や「凶宅」とは、随分印象が違う。前2作は心霊ホラーだったが、今回は普通のミステリー。確かに前2作を彷彿させる恐怖シーンもあるが、格段に落ちる。読んでいて、ちっとも怖くない。つまり、その分、ミステリーに重点を置いている訳だ。ただ、その出来自体があまり良くない。真相に意外性がある訳でないし、これと言ってどんでん返しもない。意外だったのは、三紀弥の正体くらいか。しかも、パズルミステリーの色合いが強く、個人的は好みじゃないし、面白いとも思えなかった。些か、ガッカリした内容だった。
今日のアニメ
・戦国コレクション #1「Sweet Little Devil」…戦国武将を萌えキャラ化&コメディ。はっきり言って面白くない。視聴中止。
・神霊狩/GHOST HOUND #1「Lucid Dream -明晰夢-」…これも要らない。視聴中止。
今日の映画
・トワノクオン 第五章 双絶の来復(ショウゲート/2011年)
事態は悪化をたどり、話はクライマックスへ進んでいく。
・トワノクオン 第六章 永久の久遠(ショウゲート/2011年)
遂に完結編。クオンのピンチが少々長すぎる。すべて観終わっての感想としては、とても傑出した作品とは言えないが、それでもそこそこ楽しめた作品だったかな。
「ルートダブル」の体験版をプレイしたけど、全然面白くない。日本のADVって、未だにこのレベル。単にアニメキャラと声優だけのゲームじゃん。こんなのばかり作っていたら、ゲーム業界も衰退していくばかりだよ。
今日のアニメ
・Fate/Zero RemixⅡ…Kalafinaによる新OP曲、キターーーー!
今日の映画
・ロスト・アイズ(スペイン/2010年)
設定自体は面白いが、特に後半、ヒロインがヒステリックになり過ぎるため、感情移入が出来ないし、サスペンスも薄い。それにしても、ツギハギだらけの映画だなぁ。「暗くなるまで待って」っぽくなったり、「コレクター」っぽくなったり、「見えない恐怖」っぽくなったり。挙句は「裏窓」かよ(カメラのフラッシュとか)。なんか自分の好きな映画を詰め込んで、支離滅裂になった印象が強い。
Xbox360版「スカイリム」をプレイ。
赤いニルンルートを求めて、ブラックリーチをうろうろ。13個まで見つけて、力尽きた。
今日のアニメ
・緋色の欠片 #1「玉依の姫」…伝記もののようだったので期待していたが、あまり面白くなかった。この手のアニメは普通、アタリが多いんだがなぁ。視聴中止。
今日の映画
・アナザー プラネット(アメリカ/2011年)
地球そっくりな惑星が地球に接近してくる…っと言う設定はSF的だが、物語の中心が交通事故を起こした女性の後悔の念の為、単なる普通の人間ドラマにしか見えない。これのどこがSFじゃ…っと観ていたら、ラスト近くの「接近している惑星は4年前からこの星と同調してない。あそこでは生きているかも」と言う台詞から、「ああっ、そう言う話なのか」と納得。つまり、これは間違いなくパラレルワールドを扱ったSFだ。ただ、映像で見せるSFでないので、その手の話に疎い人には良く分からない作品だと思う。残念なのはラストのオチ。これも間違いなくSFとしてのオチだが、そこで終わって、それ以上掘り下げてないので、SFとしてのカタルシスが感じられない。何とも残念だ。ところでこの話、どこかで聞いた(見た)ことがあるなと感じたら…。そうそう、これは「決死圏SOS宇宙船」だよ。
「禍家(三津田信三/光文社)」、読了。
両親を亡くし、祖母と共に東京郊外の家で暮らすことになった12歳の棟像貢太郎。彼は始めて見たその新居で奇妙な既視感を覚える。そして現れる不気味な老人、何者かが家の中にいる気配。彼は友達になった少女・礼奈とともに家に隠された秘密を探り始めるが。
ミステリーとホラーの融合が三津田信三の特徴だけど、本作こそ、その言葉に相応しい作品だ。本作の基本ラインはホラー。少年を心霊現象が襲う訳だが、これがマジ怖い。この人の書く恐怖シーンって、なんでこんなに怖いんだ(夜、トイレに行けなくなるよ)。だが、それで終わっていたら普通のホラー小説だ。面白いのは、これにミステリーの味付けをしている事だ。貢太郎とヒロインである礼奈が、この家で過去に何が起こったのかを調べていく。それにより、少しづつ少しづつ分かっていく事実。そしてたどり着いた真実が、予想もしなかった意外なもの。これこそ、まさにミステリーの面白さで、その真相にはホーっと感心してしまったよ。だが、この作品はそこで終わらない。最後の章(終章ではない、その一つ前)で、大どんでん返しをやってしまうのだ。詳しく書くとネタばれになるので書けないが、まさかこんな展開になるとは思わなかったよ。もう、見事としか言いようがない。そして、更に更にラストの一行で、再びゾ~~~ッとさせる。いやはや、これは凄い小説だ。
今日のアニメ
・未来日記 #24「検索中」
今日の映画
・AVN エイリアンVSニンジャ(日活/2010年)
戦国時代。伊賀の里にやって来たエイリアンと忍者が戦うSFアクション。このレーベルの作品はおバカな内容と過激なスプラッターシーンが特色だが、今回はちょっと毛色が違う。かなり本格的なアクションが展開するので、その分スプラッターシーンは控えめ。また、かなりおバカな内容だが、シリアスなシーンが多いためか、おバカになりきれていない。つまり、全体的に中途半端なのだ。この手の作品は、もっとおバカで、過激で、下品でも良いと思うんだけど。しかし本来なら、衣装、髪型、言葉使いが現代的すぎて興醒め…って書きたいところなんだが、こう言う作品にそんなこと言ってもなぁ(笑)。
Xbox360版「スカイリム」をプレイ。
「ユンゴル墓地」
ウィンターホールドのビルナとの会話で発生。昔、金儲けと言われて買わされた「コーラル・ドラゴンの爪」の事で悩んでいる。話を聞き、それを買ってやると、クエストスタート。だが何故かクエスト表示がされない。目的地はユンゴル墓地と分かっているので、とにかくそこへ向かう。だが中に入ると、画面がおかしくなり、進行不可能になる。「あれ?」と思ったので調べてみたら、これもバグ。従者を連れて入ったら、画面がおかしくなるらしい。仕方ないので、外に従者を待たせて、一人で入ることにした。中はそれほど広くなく、敵もまったく出ない。二つほどあるパズルを解くと、奥の部屋が開き、そこにいる「ユンゴルの影」を倒すと、クエストクリア。ただ、この「ユンゴルの影」が結構強敵。両手武器ではあまりダメージを与えられないので、片手武器に持ち変え、退治した。
「月のアミュレットをナイフポイント・リッジの中で見つける」
山賊の巣になっているナイフポイント・リッジへ行き、月のアミュレットを回収する。外には数人の盗賊がいるが、所詮盗賊。バタバタと倒して、洞窟の奥へ。中には山賊長が一人いるだけで、簡単に退治。宝箱にある月のアミュレットを回収して、依頼のあったカジートに届ける。だが、このカジート、うろうろしているので探すのが大変だった。山賊退治より、依頼人を探す方に手間取ったよ。
「赤いニルンルートを探せ」
以前途中までやっていたのだが、暗いし、敵が強かったので止めてしまった。あれから、かなりレベルが上がっているので、もうイイだろうと思い、再チャレンジすることにした。同時に「アーニエルの企て」のクエストで、「ドゥーマーのコグ」を集めるのも兼ねて。ただ、ブラックリーチにどうやって行ったのか、すっかり忘れている。自分のブログを読んだり、記憶を思い出しながらのプレイだったので、かなり時間がかかってしまった。しかし、あんな方法でブラックリーチに行ったっけ?。まぁとにかく、赤いニルンルートを30個集めないと。敵はもう脅威ではないが、暗いのはつらいなぁ。あの暗闇の中で、赤いニルンルートの音だけを頼りに集めるのは、やっぱ大変だよ。5個ほど集めて、力尽きてしまった。残りは後日、後日。
今日のアニメ
・キルミーベイベー #9「つりつちのこしわすれえだり」
・宇宙兄弟 #1「弟ヒビトと兄ムッタ」…兄弟で宇宙飛行士になると言う話は良い。ただ、キャラデがなぁ。う~~~ん、次回の視聴はどうしよう。
「魔笛(北九州劇術劇場 中劇場)」を観に行く。
モーツァルトの「魔笛」の舞台化。王子タミーノが悪魔ザラストロにさらわれた夜の女王の娘パミーナを救い出す…と言うストーリーは、今更詳しく書かないでも良いと思うくらい有名。さて、本作は巨匠ピーター・ブルックの斬新な演出が話題になっていたので観に行った。ほとんど何もない舞台、1台のピアノだけによる演奏、出演するのは7人の歌手と2人の俳優だけ、しかも衣装は普段着のようなもの(女性は簡素なドレス)。これだけであの世界を表現しているのは、さすがに凄い。歌はオペラ調で、内容も基本的にシリアスなんだが、意外とコミカルなシーンも多い。つまり、ぐっと砕けた内容になっており、誰でも楽しめると思う。あと、夜の女王役の女性(レイラ・ベンハムザだったけ?)、歌が上手いねぇ。凄い声量だし、聞いていて鳥肌がたつほど凄いよ。ただ、魔術的演出とか、斬新とか言うのはさすがに褒めすぎでは。個人的には、それほど特別とは思えない。ごく普通に楽しめた舞台だった。
ところで、一つ文句がある。本作は歌がドイツ語、台詞がフランス語で上演される。そのため、日本語字幕が入るのだが、これが表示されるのが舞台の上の方。しかもかなり上過ぎて、少々見づらい。上演中、常に目線を変えてないといけなかったで、結構大変だった。この辺り、もう少し気を使って欲しかったな。
今日のアニメ
・モーレツ宇宙海賊 #12「永遠(とわ)よりの帰還」
・BRAVE10 #12「光の勇士」(最終回)…って、これで終わり。勿体ないなぁ。せっかくキャラが魅力的だったのに。是非、第2シーズンも。
今日の映画
・センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島(アメリカ/2012年 )
前作が「地底旅行」で、今回が「神秘の島」の映画化。もっとも映画化と言っても、登場人物もストーリーも設定も原作とは全く違う、似ても似つかぬ作品になっているが。その分、現代的な内容になっているし、展開もスピーディ。ただあまりにも単純明快なストーリーの為、子供向きと言う印象が強い。まぁ実際そうなのだが、中盤以降の島脱出辺りから、一気にテンションアップしてくる。特に危機また危機の展開、危機からの回避方法などが実によく出来ていて、大人でも十分に楽しめる内容になっている。
ところで、近くの劇場では吹替版しか公開してなかったので仕方なくそちらを観たが、意外や意外キャストが実に良い。主なキャストだけ書くと、ドウェイン・ジョンソン→大塚明夫、ヒロイン→藤村歩、祖父→永井一郎。これなら、字幕版より楽しいよ。しかも、大塚明夫の渋い声も聞けるし。