真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「星間パトロール 銀河大戦(エドモンド・ハミルトン/ハヤカワSF文庫)」、読了。
地球人のダー・ナル率いる星間パトロール隊の前に、突如として、外宇宙から飛来した正体不明の大艦隊が現れた。その圧倒的な力の前に、星間パトロール隊は壊滅的な打撃を受ける。ダー・ナルは総司令の命令で、アンドロメダ宇宙へ救援を求めに向うが。
「銀河大戦」と言っても、「銀河に敷かれた道はない、銀河にはただ広がる大空間♪~」のテーマ曲で始まる和製スペースオペラではない(笑)。本作は「キャプテン・フューチャー」や「スターウルフ」のエドモンド・ハミルトンが創作したスペースオペラの一作だ。さて開幕早々、いきなり大アクションの連続。これが最後まで、ほぼ途切れることなく続くんだから凄い。そのサービス精神とバイタリティには感服する。まぁ確かに、展開が何の捻りもなくストレート過ぎるし、科学考証も今となってはおかしな部分もある。だが読んでいる内は、別にそんな事はどうでも良くなるから不思議だ。何れにせよ、スペースオペラを語る上で、避けて通れない作品だろう。
…ってな事を書いていたら、日本製の方の「銀河大戦」が無性に見たくなった。そんな訳でVHSをごそごそと探したら、出てきたよぉ。いや~、探して出てくるところが凄い(笑)。とりあえず、OPの部分を少しキャプしておきます。…にしても、どこかで再放送してくれないかな。
今日の映画
・ヴァジニアの血闘(アメリカ/1940年)
映画全盛の時代に作られた西部劇だけに、実に楽しい。主人公とヒロインの関係を初めとする個々のエピソードもよく出来ていて、この時代の映画の物語の豊かさに感心する。だが何と言っても最大の見どころは、アクションシーン。もう冒頭からアクションの連続で、サービス精神満載だ。中でもクライマックスの2度に渡る盗賊の襲撃のシーンは大迫力で楽しい。最近も西部劇は偶に作られるが、こう言う文句なしに面白い西部劇が無くなったなぁ。
「幻想世界の住人たちⅣ 日本編(多田克己/新紀元文庫)」、読了。
日本の妖怪を、山、水、里、家、街、社寺の項目に分けて解説した事典。紹介した妖怪の数が1000体以上あり、なかなか壮観だ。これに水木しげるの「図説 日本妖怪大全」があれば、日本のほとんどの妖怪の事を知ることが出来る。
ところで、日本の妖怪は別世界に住む隣人と言った性格がある。その為、良い奴もいれば悪い奴もいる。この辺りは、アイルランドなどの妖精に近い感じだ。だが、個人的に魅力を感じるのは巨大な悪の方だったりする。良い機会なので、お気に入りの妖怪のベスト3を発表することにする。
1位:九尾の狐
殷、周(共に古代中国)、天竺(インド)に現れ、その度に国を滅亡の危機に陥れ、最後は日本まで来て、国を滅ぼそうとした大妖怪。酷く残酷な上に、徹底的な悪なのだが、何故か魅力的なんだよなぁ。スケールのでかい話も良い。
2位:鵺
平安時代に天皇を病の身にしてしまった大妖怪。その得体の知れない姿も印象的。
3位:酒呑童子
大江山に住んでいた鬼の統領。源頼光と四天王の話は、やっぱ楽しい。
上記以外では、土蜘蛛、羅生門の鬼、牛鬼、肉付きの鬼面、人面瘡、八岐大蛇。そして、悪とは言えないが、鍋島藩の化け猫、雪女…ってところかな。
今日のアニメ
・ヨルムンガンド #11「滅びの丘 phase.1」
・Fate/Zero #24「最後の令呪」…衛宮切嗣vs言峰綺礼、そしてセイバーvsバーサーカー。…なのだが、切嗣vs綺礼の方が目立っていた。
今日の映画
・ウェイク・ウッド 蘇りの森(イギリス/アイルランド/2011年)
幼い娘を亡くした夫婦が秘術によって娘を蘇らせるが、蘇った娘が邪悪な存在だった。…っと言う、よくあるタイプのホラー。しかも思った通りに展開するので、何とも面白みに欠ける作品だ。また、地味過ぎるのも欠点。デジタル映像命…って言う作品もどうかと思うが、ここまで地味なのもどうかと思う。それでも、ストーリーが面白ければ問題ないのだが。ところで本作は、何とハマープロ制作。ハマープロって、すでに映画製作を止めていると思っていたのだが、細々とやっているんだね。
・日曜日が待ち遠しい!(フランス/1982年)
トリュフォーの遺作であるが、軽めのミステリーコメディに仕上がっている。ある意味、ヒッチコックを敬愛するトリュフォーらしい遺作と言って良いかもしれない。はっきり言って、それほど優れた作品とは言えないが、肩の力を抜いて楽しむ分には良いんじゃないかな。あと、そこかしこにある映画ネタが実に楽しい。いくつネタが分かるかによって、映画マニア度が分かると言うものだ。
・奥井雅美|Love Axel発売記念イベント@あるあるCity開催!
おおっ、来週はまっくんが来るのか。先週は藍ぽんだったし、7月には小倉唯が来るし、あるあるCityもなかなかやるなぁ。
・小倉唯デビューシングルイベント「小倉唯、会いに行くよ。~Road to 小倉~」
今日のアニメ
・夏色キセキ #10「たいふうゆうれい、今日のオモイデ」…時間SFと言っても良い様なエピソードで、個人的にはこう言う話は好きだな。
・白鯨伝説 #10「惑星モアド」
今日の映画
・荒野の1ドル銀貨(イタリア/フランス/1965年)
マカロニ・ウェスタンの代表作の一本だが、セルジオ・レオーネ辺りの作品と比べたら全体的に女々しく、些か落ちる。ジュリアーノ・ジェンマの演技もアクションも少々迫力不足だ。唯、冒頭で張った伏線が生きてくるラストが素晴らしい。このシーンがあったからこそ、記憶に残る名作になったと言って良いだろう。タイトルの「1ドル銀貨」がストーリーに重要な道具として絡んでくるのもなかなかのもの。あと、ジャンニ・フェリオによる口笛が印象的なメインテーマ曲が実に良い。
「いばらの秘剣(1) 竜の玉座(タッド・ウィリアムズ/ハヤカワ文庫)」、読了。
かつて妖精族が築いたヘイホルトの城。この城で暮らす孤児サイモンは、王の治療師であるモーゲンズの助手になる。そしてある日、サイモンは新王の顧問にまつわる秘密を知る。
城の中で甘ったれて育った少年が、一人前の大人になる(たぶん)…っと言った、まさに王道ファンタジー。だが私にはあまりにも健全過ぎる。確かに小中学生が読むには良いだろう。でも私くらいの歳になると、少々物足りない。更に言うなら、個人的にはファンタジーはダークな方が良い。あと、少年の成長、つまり人間ドラマをメインにしているのも好みでない。冒険、謎と言ったファンタジーの本来の魅力な部分がほとんどないのはどうも。あと、全体的にスローテンポすぎる。なんせ、旅に出るのが1巻目の最後の方だし。はっきり言って、2巻目を読みたいと思えるほど、魅力を感じなかった。
今日のアニメ
・黄昏乙女×アムネジア #9「怨念乙女」
・這いよれ!ニャル子さん #11「星から訪れた迷い子」…中の人のため、幼女が「あっかり~ん」に見えてしまう(笑)。
今日のドラマ
・魔術師マーリン #11「ユニコーンの呪い」…ユニコーンの呪いにより、試されるアーサー。
今日の映画
・華麗なる対決(フランス/イタリア/スペイン/1971年)
女列車強盗団のボスのルイーズ(ブリジット・バルドー)と、4人の弟を持つマリア(クラウディア・カルディナーレ)が油田のある牧場を巡って争う…っと言ったウエスタンコメディ。ギャグはまったく面白くなく、はっきり言って、相当につまらない作品だ。どちらかと言うと、ブリジット・バルドーとクラウディア・カルディナーレと言った綺麗どころを見るための作品だともう。ちなみに、個人的にはクラウディア・カルディナーレの方が魅力的だった。
「暗黒神話大系シリーズ クトゥルー(6)(大瀧啓裕:編/青心社)」、読了
「恐怖の巣食う橋(ラヴクラフト&ダーレス)」→わたしは伯父のビショップの遺産を調査するため、彼が19年前に失踪した館にやってきた。そこで遭遇する敵意を示す村人たち。やがて伯父の手帳を発見。それによると、伯父は何か邪悪な事を行っていたらしい。…如何にもクトゥルーものらしい始まり方だが、途中で意外な展開になる。まぁ、それは良いのだが、えらく中途半端なこところで終わるのはどうしたものか。また、クトゥルー的な恐怖や狂気がないのも難。★★★☆☆
「生きながらえるもの(ラヴクラフト&ダーレス)」→シャリエール館に惚れ込んだわたしは、館を借りることにした。館は20年ほど借り手がいなかったらしいが、申し分なかった。やがて、わたしは元の持ち主であるシャリエール医師に興味を持ち、彼について調べることにしたが。…ゴシックホラー的な内容で実に楽しい。恐怖も語り口も良い感じだ。最後にチラッと異形の生き物を見る辺りはお約束だが、なかなか面白い作品だった。★★★★☆
「暗黒の儀式(ラヴクラフト&ダーレス)」…アーカム北部のビリントンの森に、デュワートの先祖の館があった。デュワートはそこで余生を過ごそうと考えていたが、やがて彼は環状列石の中にある塔の存在や、過去に起こった失踪事件のことを知る。…クトゥルーものにしては珍しく長編の作品。しかも「旧支配者」の側面が見えるため、クトゥルー神話好きには堪らない作品だと思う。だが、一作品として観ればイマイチ。全体的に冗長で、恐怖や狂気の描写がほとんどない。★★★☆☆
今日のアニメ
・アクセル・ワールド #10「Activation;出撃」…完全にはハーレム化しているなぁ
・氷菓 #9「古丘廃村殺人事件」…ロクな推理がなかったなぁ。それより、酔っ払った千反田の可愛さの方が目立っていた。
・咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A #10「連荘」
・乙女はお姉さまに恋してる #1「口紅(ルージュ)をひいた王子様」(再見)
Xbox360版「スカイリム」をプレイ。
「心からの賛辞」
ミストヴェイル砦にいる執政アヌリエルの弱みを握り、帝国軍の進軍を有利にするクエスト。このクエストを受けた途端に、アヌリエルの私室に行く廊下に入ると、兵士から警告されるようになる。もっとも、マイキャラは隠密能力に優れているので、隠密で簡単に私室へ潜入出来た。その後、証拠を見つけ、アヌリエルを脅す。彼女の情報により、反乱軍への物資を積んだキャラバンを襲えばクエストクリア。
「グリーンウォール砦の戦い」
グリーンウォール砦を制圧するクエスト。相変わらずの乱戦なので、それほど面白くない。
「カスタブ砦からの救出」
カスタブ砦を制圧するクエストではあるが、砦に潜入し、牢獄から仲間を救出してから砦を攻め落とすので、これまでとはちょっと雰囲気が違う。しかも一人で潜入するので、久しぶりに隠密&弓での暗殺プレイが出来て、楽しかった。
「アモル砦の戦い」
アモル砦を制圧するクエスト。特に書く事なし。
「ウィンドヘルムの戦い」
遂に最終決戦。今回は敵を殲滅するのでなく、王の宮殿へ進軍していくので面白い。いつもの道が閉鎖されているので、敵を倒しながら、ルートを見つけなければならない。もっとも味方が多いので、それほど苦労しないで済む。宮殿に潜入すると、石拳のガルマルがボスキャラとして現れるのでこれを倒す。その後、ウルフリックの処分をどうするか…って事になるが、マイキャラは悪人キャラなので、バッサリと斬り捨てて処分した。こうして、スカイリムは帝国により統一されたのだった。これで内戦クエスト終了。
さてさて、小さなクエストはまだまだ残っていると思うが、大きなクエストはほぼ終了した筈。これで半年以上もプレイしてきた「スカイリム」も、とりあえずは終了。勿論、やり残した大きなクエストが判明した時は、再度プレイするつもり。それにしても、このゲームは面白かった。今まで色々なRPGをプレイしてきたが、間違いなくベスト1と言って良い作品だ。そんな訳で、夏に配信予定のDLCが今から楽しみだ。
今日のアニメ
・アイドルマスター 特別編「765プロという物語」…TV未放送分
・たまゆら~hitotose~ #11「聖夜のものがたり♪ なので」&#12「新しいひととせ、なので」(最終回)(再見)
・宇宙兄弟 #13「私の名前は伊東せりかです」
今日の映画
・スクリーム・オブ・バンシー 殺戮の妖精(アメリカ/2011年)
タイトルにある「バンシー」とは、アイルランドやスコットランドに伝わる女の妖精で、死を予告すると言われている。日本では「泣き幽霊」と呼ばれているので、知っている人も多いと思う。そう言う存在を人に害をなす殺人モンスターと描く時点で、この映画のアイデアに無理がある。しかも登場人物が極端に少ないため(低予算の為だろう)、あまり人が死ななく、観ていて楽しくない。つまり、単純にモンスター映画と割り切ることもできないのだ。はっきり言って、まったく観る必要なしの映画だ。
今日も雨、しかも、時々豪雨。
今日のアニメ
・モーレツ宇宙海賊 #23「目指せ!海賊の巣」…仮面のメイドガイが出てきたぁ(笑)。しかも、CVが小山力也だよ。
・坂道のアポロン #10「イン・ア・センチメンタル・ムード」
今日の映画
・スノーホワイト(アメリカ、2012年)
最近流行の戦う童話の主人公もの。今回の題材は白雪姫。私は基本的にこの手の作品は好きじゃないが、これはなかなか面白かった。確かに元の話をかなりアレンジしているが、ちゃんとファンタジーになっているし、何よりも元の話の雰囲気を損ねてないのが良い。どこぞのオタク監督の超勘違いの駄作「アリス」よりは、遥かに面白い作品に仕上がっている。スノーホワイトが甲冑を着るのも最後の方だけだし、戦うシーンがほとんどないのも良い。また、黒の森や妖精の森などの異世界のようなイマジネーションも素晴らしい。加えて、映像が美しく、アクションもスピーディで大迫力、VFXも最上級。まさにダークファンタジーの傑作と言ってイイだろう。
…っと書くと、ほぼ非のない作品のようだが、実は欠点もいくつかある。(1):肝心のスノーホワイトがそれほど美しくない(特に甲冑を着た姿は見てられない)。少なくとも、もう少し美しければなぁ。はっきり言って、敵である魔女ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)の方が遥かに美しいし、魅力的だ。(2):スノーホワイトがドレスの下にズボンを穿いているので、色っぽくない。生足くらい見せよな(笑)。これら以外でも、途中で「もののけ姫」そっくりになったり、展開が突っ込みどころ満載(人が通れない黒の森を苦労して抜けたのに、敵が簡単に追いついて来るなど)だったり。まぁ、この程度はご愛嬌ってところか。
・ディヴァイド(アメリカ/2011年)
ニューヨーク崩壊の原因などははっきり言ってどうでも良く(最後まで分からない)、あくまでも地下シェルターに避難した人々の極限ドラマがメイン。追い詰められた人間のエゴと狂気のドラマで、全編不愉快…って言うどころでなく、胸くそ悪いシーンの連続。ここまで酷いと観ていて疲れるし、救いのないラストで凹んでしまう。体調の悪いときに観る映画ではない。はっきり言って、まったく好みの作品ではなかった。