赤い牙

「BITTER×SWEET BLOOD（周防ツカサ/電撃文庫）」、読了。
「ヴァンパイア騎士」に感化されて、読み始めた吸血鬼小説のひとつ。「私は、闇夜で首筋を噛まれた。プツッという音が響き、朱い玉が肌を伝った。それが、彼との関係の始まり。彼は、私の心を激しくかき乱す。彼に会うたびに、言葉を交わすたびに、見つめられるたびに、ドキドキとゾクゾクがやってくる。彼の身体の一部に触れただけで立っていられないのだ。」。この説明で吸血鬼ものとなれば、官能ホラーの傑作に違いないと盲信しても仕方ない。結論、大ハズレだった。女主人公の視線で描いたヴァンパイア恋愛小説であり、明らかに「トワイライト」の影響下になる作品だ（同作は読んでないが。そう言えば、映画も公開されますねぇ）。まぁそれは良いのだが、あまりにもストーリーがつまらなすぎる。読んでいて、非常に退屈だ。しかも恋人となるヴァンパイアが、チョイ悪、ぶっきらぼうとよくあるタイプ。あまりのありきたりの没個性に唖然としてしまうよ。こんなキャラ、はいて捨てるほどいるじゃん。もう少し考えてキャラを作って欲しい。結局、「やはりラノベはろくな作品がないなぁ」っと感じた次第。続編もあるようだが、とても読む気になれない。

今日のアニメ
・明日のよいち！　＃10「秘湯で死闘！」…あやめ（の偽物）がエロエロだった（笑）。
・バスカッシュ！　＃1「アイ・アム・レジェンド」…結局、巨大ロボットのバスケもの？。キャラデも好きでないし、視聴中止でイイや。
・続 夏目友人帳　＃13「人と妖」（最終回）…最終回だけあって、ニャンコ先生（斑）がやたらとカッコ良かった。そして、多軌が可愛すぎ☆。さて本シリーズだが、第1期より好エピソードが多く、かなり楽しめた。是非、第3期も作って欲しいものだ。
・黒神 The Animation　＃11「再会」
・空を見上げる少女の瞳に映る世界　＃6「信じること」…まさに魔法使い大戦（笑）。アクション全開でなかなか楽しい。