真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
今日も忙しかった。年賀状を印刷して、HPやブログを更新していたら、1日が終わってしまった。もう、1日が速すぎ。予定していた事の半分も終わってない。ところで年賀状と言えば、ネット用年賀状のイラストも描かないと(暑中見舞いのとき、描けなかったし)。とりあえず、描くものは決めているんだが、時間があるかな。
「虹の家のアリス(加納朋子/文藝春秋)」、読了。
「螺旋階段のアリス」の続編。探偵の仁木と助手の安梨沙が、日常的な謎を解くミステリー。
「虹の家のアリス」→アリス(安梨沙)が返ってきた。そして最初の依頼人は、安梨沙の伯母が行っている教室の生徒の一人。その人の話によると、最近、教室の鍵が入れ替わっていたり、何者かが彼女の名前で教室の使用をキャンセルする電話をかけたり、「殺す」と書かれた脅迫状が舞い込んだりと、不審な事が続くと言う。…嫌がらせと言うか、悪質な悪戯をする犯人は誰?…っと言った内容。最後に示される犯人が相当に意外だが、それ以上に動機が意外。これはさすがに分からなかったなぁ。しかもそれが分かった時点で、心が温かくなると言う、あまり類をみないミステリーだった。かなり出来の良い作品だ。(マッド・ティー・パーティー)★★★★☆
「牢の家のアリス」→以前、仕事をした青山産婦人科から、生まれたばかりの赤ちゃんが誘拐された。しかも密室とも言える状況の中で。…って言う謎が提示されたら、やはりこう言う真相にしかならないよなぁ。予想もできるし、あまり面白みもない。イマイチ。(「私を飲んで」)★★★☆☆
「猫の家のアリス」→次の依頼人は、例の「マッド・ティー・パーティー」の教室の一人。最近、彼女が参加しているネットの掲示板の人たちの猫が次々と殺されているらしい。彼女は、次に殺されるのが自分の飼い猫だと思っているようだ。…しかもその殺され方が、クリスティーの「ABC殺人事件」になっているから、思わず引き込まれる。そんな訳で、そのゾクゾクする展開が楽しい。だが、実は本作の本当の面白さは、その「曖昧さ」にある。○○○の性質を知っていれば気がつく事だが(私は気が付かなかったが(笑))、何が正しくて、何が間違いなのか、実に曖昧。この曖昧さが実に面白い。まったく違うストーリーではあるが、何となくウィリアム・L・デアンドリアの「ホッグ連続殺人」を思い出したよ。シリーズ中、かなりの異色作であると同時に、如何にも「不思議の国のアリス」的な話だった。(※奥歯に物が挟まったような文で申し訳ない。詳しく書くとネタばれになるので)★★★★☆
「幻の家のアリス」→次の依頼人は、安梨沙の実家のお手伝いさん。最近、安梨沙が自分の事を嫌っているようだと言うのだが。…今回はミステリーでなく、安梨沙の真意が分かる話。そういう意味では作品の核になる話だが、それほど面白いものではない。★★★☆☆
「鏡の家のアリス」→次に依頼人は、仁木の息子。実は結婚を考えている女性が、最近ストーカーに狙われている。ストーカーは息子が昔付き合っていた女。不安を感じた息子は仁木に相談したのだが。…はぼ最初の方で真相が分かった。…っと思った。だって、行動が変だし、一方的な情報だし。ところが思った方に話が展開していき、「やっぱりな」っと思った途端に、どんでん返し。いや~、騙された。これってミステリーを多く読んでいる人(つまり、疑り深い人)が騙されると思うよ。(ハリネズミ)★★★☆☆
「夢の家のアリス」→今日の探偵事務所は大忙し。命を狙われているかもしれないと言う女性に、花泥棒の依頼が2件。調査を進める仁木と安梨沙だったが、以外にも…。…相変わらずほのぼのとした結末で良いのだが、真相がそれほど面白くなく、イマイチ。ただ、本作の核である部分に決着を付けているので、これが最後のエピソードになると思われる。★★★☆☆
今日のアニメ
・とある魔術の禁書目録Ⅱ #11「刺突抗剣(スタブソード)」
・おとめ妖怪 ざくろ #9「さち、恋々と」
・ケロロ軍曹 #345「ケロロVSギロロ 氷雨の中の決闘! であります」
・ぬらりひょんの孫 #23「魔王の小槌」…奴良組の妖怪、強い、強い。
・屍鬼 #15「第悼と偽話」
・海月姫 #4「水族館で逢いましょう」…着物姿の月海は、あまり可愛くないような(笑)。
・それでも町は廻っている #7「愛のナイトウ避行」
今日のドキュメンタリー
・マヤ(メキシコ)