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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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恐怖 アーサー・マッケン傑作選(アーサー・マッケン/創元推理文庫)」、読了。
「パンの大神」→とある医師の奇怪な実験により、一人の娘が発狂死する。彼女が死に際に産み落とした娘が、やがて恐るべき事件を引き起こす。…恐怖シーンを実際に描くのでなく、人の話や噂で伝えるため、リアルで実に不気味。何か得体の知れない怖さがある。★★★★☆
「内奥の光」→医者の妻が死んだ。夫である医者に殺されたという噂なのだが。…「パンの大神」同様に人の話で展開していくが、「パンの大神」と比べたら迫力に欠ける。★★★☆☆
「輝く金字塔」→行方不明になった少女の話と、裏道に石で模様を描いている話。ホラーはホラーなんだが、ノリとしてはミステリー。ただ、結論があまりにも強引すぎ。★★★☆☆
「赤い手」→石斧による殺人事件が起こる。ホラーなのは雰囲気だけで、今回は完全にミステリー。かなりの凡作。★★★☆☆
「白魔」→異世界に迷い込んだ少女の手記。と言っても、彼女が体験した不思議な話と、乳母から聞いた奇妙な話を綴っただけ。要はショートショートの詰め合わせ。でも、怖い話や不気味な話が多く、なかなか読ませる。★★★★☆
「生活の欠片」→他愛のない夫婦の会話が延々と続くだけ。最後の方でホラーっぽくなるが、全体的に「なんだかなぁ」って感じ。★★☆☆☆
「恐怖」→ある村で、住人が行方不明になったり、殺人事件が多発したりする。…いくつか真相らしきものの説明はあることはあるが、どうも「よく分からん」という結論っぽい。なんだかなぁ。★★★☆☆
(総評)→「パンの大神」と「白魔」は文句なく面白いが、それ以外はイマイチ。

今日の映画
デューン・サバイバー 砂の惑星(イギリス/2020年)
星間戦争中に被弾して、未知の惑星に墜落した女性パイロット。彼女のサバイバルが始まる。…っと言ったSF映画。VFXはほぼ30年前のレベルだが、低予算映画にしては頑張っている方。でも、全体的にダラダラしていて、観ていてちっとも楽しくない。あと、宇宙船や宇宙服のデザインが古臭すぎる。計器もアナログだし、ほとんど50年前のデザインだよ。★★★☆☆

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