真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「幽霊島 平井呈一怪談翻訳集成(アルジャナン・ブラックウッド他/)」、読了。
「アウトサイダー(H・P・ラヴクラフト)」→城で一人暮らす男が、遠くに見える塔に登ろうとする。…まぁまぁかな。個人的にはラヴクラフトにしては中の下と思うんだが。★★★☆☆
「幽霊島(A・ブラックウッド)」→カナダ湖の離れ島で起こった話。解説にも書いているように、本作にあるのは怪奇的な雰囲気だけ。それだけで、この緊張感は凄い。まぁ、途中からは飽きてくるけど。★★★☆☆
「吸血鬼(ジョン・ポリドリ)」→吸血鬼と出会った青年の話。無駄なシーンや無駄な文章が多く、些か退屈。救いのない話自体は悪くないけど。★★★☆☆
「塔のなかの部屋(E・F・ベンソン)」→昔から見る塔の一室に泊まる夢。ある日、その塔が実際に目の前に現れて。これはなかなか面白かった。じわじわと迫る恐怖感。そして、ラスト数ページの恐怖シーン。これだけの怪談はなかなかないぞ。★★★★☆
「サラの墓(F・G・ローリング)」→以前から噂のあったサラの墓を暴くと起こる怪異。悪くはないけど、どうもパッとしない。★★★☆☆
「血こそ命なれば(F・M・クロフォード)」→死体のような影が浮かびあがる塚。その塚にまつわる話。吸血鬼もの。出来はまぁまぁってところかな。まぁ、個人的には結構好きだけど。★★★☆☆
「サラー・ベネットの憑きもの(W・F・ハーヴェイ)」→ある農場で三姉妹と過ごしたときに起こった奇妙な出来事。まぁまぁかな。★★★☆☆
「ライデンの一室(リチャード・バーラム)」→急死した友人の謎。これもまぁまぁか。但し、後日談だけはちょっとゾッとする。★★★☆☆
「“若者よ、笛吹かばわれ行かん”(M・R・ジェイムズ)」→遺跡調査で泊まったホテルで起こった恐怖。恐怖シーンはさすがM・R・ジェイムズ。安心して読める。★★★☆☆
「のど斬り農場(J・D・ベリスフォード)」→とある農場で見つけたメモには。はっきり書いてないが、結構エグイ話。怖いかどうかは疑問だが。★★★☆☆
「死骨の咲顔(F・M・クロフォード)」→死にゆく城主を見つめる顔。泣き幽霊バンシーを題材にした怪談。怖くはないが、雰囲気が実に良い。まさに語り部が語ったような話。最後に分かる真相もなかなか良い。★★★★☆
「鎮魂曲(シンシア・アスキス)」→屋敷に住む患者と過ごした日々。面白いような、面白くないような。★★☆☆☆
「カンタヴィルの幽霊(オスカー・ワイルド)」→ある男が幽霊の出る館を買った。オスカー・ワイルドなので期待したら、何とか人間を驚かそうとする幽霊のドタバタを描いたコメディだった。かなり意外な内容だったが、ラストのハートフルな展開はオスカー・ワイルドらしいかな?。★★★☆☆
今日のアニメ
・へやキャン△ #2「ふじさんがたくさん」
・ゆるゆり さん☆ハイ! #5「少女は、闇に落ちる。」
・虚構推理 #1「一眼一足」…最初、美少女が活躍する推理ものかなぁ?…っと思っていたら、なんと、妖怪ものだった。そして主人公である岩永琴子が正体を明かした辺りから、俄然面白くなる。しかもこの娘、実に魅力的。これはアタリだ。視聴継続。ところで、監督が懐かしや、後藤圭二だったんだ。
・ソマリと森の神様 #1「旅する親子」…異世界でのハートフルファンタジーってところか。むちゃくちゃ面白い…って訳ではないが、なんか気になる。とりあえず、様子見か。
・やがて君になる #10「私未満/昼の星/逃げ水」&#11「三角形の重心/導火」
今日の映画
・スパイダーマン:スパイダーバース(アメリカ/2018年)
別の次元から何人ものスパイダーマンが現れるという3Dアニメ。こんなの私の知っている「スパイダーマン」じゃないと、固くに否定していたが、途中からそのポップさとスピード感にハマってしまった。まぁ、こういう「スパイダーマン」も偶にはイイかな。ただ、かなり癖のある作品なので、誰にでも勧められないけど。★★★★☆