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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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屍鬼(5)(小野不由美/新潮文庫)」、読了。
村はとうとう崩壊寸前になった。敏夫をリーダーとする生き残った人たちは、屍鬼に対して遂に反撃を始めるが。

完結編。…って事もあって、話は一気に展開する。…のだが、緊張感もサスペンスもまったく感じられない。大体、べらべらと喋る屍鬼で、どうやって怖がれと言うのだ。つまり、この作者は怖い話なんか書く気がさらさらないのだ。3巻の時に私が杞憂した通りになった。今回、前4巻以上に人間側と闇側、その相容れる事が出来ない両者から描いていく。人間でありながら狩りを楽しむ者、屍鬼になりながらも血を吸う事を固くに拒む者。どちらが悪とか善とかは関係ない。そこにあるのは、個人の、そして如何なる状況下においてでも変わる事がない、人としての良心なのだ。これが「解説」で宮部みゆきが言っている、「規範を見失い、信じて従うよりも先に考えてしまう」(日本人と言う)人々の判断…っと言う事になる。要は、これはホラー小説なんかじゃない。あえて言えば、極限下の人間ドラマ…ってところか。確かに、こう言う小説も有りだとは思う。でも、でもねぇ、これってエンターティメントっと言ってイイのか?。私からすれば、単なる哲学問答にしか見えない。やはり、個人的には普通の、ちゃんとしたホラーが読みたかったよ(ラストシーンとかは、結構好きなんだけどなぁ)。

今日のアニメ
kiss×sis #10「とうとう本番!」
荒川アンダー ザ ブリッジ 10 BRIDGE「第77話 防災訓練」
「第78話 チームワーク」+「第79話 橋の下の村長」+「第80話 悟り」+「第81話 非常事態」+「第82話 心配無用」+「第83話 役人」+「第84話 豚」+「第85話 ここに」+「第86話 荒川一発芸予選」
WORKING!! #7「久しぶりの音尾と、新しいバイト=山田(!?)」…新キャラの山田葵、登場。嘘つきの家出娘でトラブルメーカー。たぶん、一番の問題児ではないかと。ここまで最悪だとある意味潔いが、まったく萌えません(顔は可愛んだけどね)。

今日の映画
エクソシスト・ディレクターズカット版(アメリカ/2000年)
再見。コメントは[本館]に書いてあるので、ここでは詳しく書かないが、ホント、この映画は良く出来ている。グロいシーンや気持ち悪いシーンが多いので、ゲテモノのような印象がするが、意外と正統派ホラー。あえて見せずに怖がらせるシーンや、会話だけで怖がらすシーンも多く、単なるゲテモノで終わってないのが良い。とにかく脚本がよく出来ていて、再三再四に耐える作品だ。これぐらいレベルの高いホラー、もう出てこないのかな。

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