真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「妖魔の戯れ(タニス・リー/ハヤカワ文庫FT)」、読了。
「平たい地球」シリーズの5作目で、妖魔の王アズュラーンの一人娘アズュリアズを主人公にした連作短編集。このシリーズはいくつか読んでいるが、どれとどれを読んだか忘れてしまった。さて、本作は前作の「熱夢の女王」を補足する話らしいが、私は多分読んでない。その為、?の部分が多く、非常に分かりづらかった。勿論、翻訳が悪いという事もあると思う。
「夜の娘、昼の望み」→少年〈兜虫〉は森に棲みついた魔法使いと貴婦人に会うように言われるが。…童話などによくある寓話的な話だが、なかなか面白い。中盤の耽美と廃退さも、タニス・リーらしくて良い。加えて、ラストのロマンチックさも良い。★★★★☆
「夜の子ら」→正体の分からない結婚相手に脅え逃げ出したマルシネ、その侍女イェザード、マルシネが愛する男デュル、マルシネの結婚相手であるコルチャッシュなど、数人の人間が三日三晩森で体験する奇怪な話。…一種の群像劇で、妖魔に翻弄させられる人間たちを描いている。ただ、登場人物が多くて、話が分かりづらいのが難だな。★★★☆☆
「放蕩息子」→あまりにも道楽息子のため、心を入れ替えらせようと、長者は奉公に出す。ところが着いた先が獣に国で。一方、彼が着くはずだった奉公先に着いたのは。…これも妖魔に翻弄されていく人間を描いている。皮肉な結末も面白く、なかなか読ませる。★★★☆☆
「月のドゥーニヴェ」→いくつかのエピソードを描いているが、「熱夢の女王」を読んでないためか、よく分からない。★★★☆☆
「薔薇のごとく黒く」→旅の一団の長、ゾーレブが砂漠に住むジャラシルと出会うが。…怪しくも悲しい恋の物語。これにアズュラーンが絡む。相変わらず耽美さが良い。★★★☆☆
「戯れる者」→昔から何かとついてない女が、二人の流れ者を家に招き入れるが。珍しくハッピーエンド。やはり報われる話は読んでいて気持ちいい。★★★☆☆
「魔法使いの娘」→これも「月のドゥーニヴェ」と同様に非常に分かりづらい。前半の耽美とグロさは良いと思うが。★★★☆☆
今日のアニメ
・BASTARD!! -暗黒の破壊神- #18「秘剣」…「やってやるぜ!」って、「ダンクーガ」かよ。
・久保さんは僕を許さない #06「保健室と主人公」…久保さんと白石、イチャイチャ過ぎる。
・神様はじめました #05「神様、家をうしなう」&#06「神様、拐かされる」
・天地無用!魎皇鬼(OVA) #06「天地必要」&#07「お祭り前日の夜!」
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