真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「大宇宙の魔女 ノースウェスト・スミス全短編(C・L・ムーア/創元SF文庫)」、読了。
宇宙の無法者ノースウェスト・スミスが活躍する話を収めた短編集。
「そいつはシャンブロウだ!」、火星で群衆に追い立てられていた若い女を助ける「シャンブロウ」、金星人の女性に誘われて、普段は入れないミンガの宮殿に入る「黒い渇き」、火星人からショールを買った夜、夢の中で怯えた女性と出会う「緋色の夢」、古き神々の塵を手に入れるように依頼される「神々の塵」、古い都市で遺跡の調査をしたとき、単眼の美女と出会う「ジュリ」、目が見えない女性からこの地に女神がいるらしいと聞かされる「暗黒界の妖精」、金星人の女性からある箱を持って来て欲しいと頼まれる「冷たい灰色の神」、セイレーン伝説の調査に向かうが、そこで見る者によって全く異なる美貌を見せる魔女と出会う「イヴァラ」、アジアの奥地に棲む幻の民から、「荷物を取り戻してくれ」と頼まれる「失われた楽園」、火星の廃墟ですすり泣く女性と出会う「生命の樹」、女戦士が奪ったスターストーンを取り戻すため、過去へ向かう「スターストーンを求めて」、全裸で走る狼女と出会う「狼女」、少年時代を思い出す「短調の歌」。以上を収録。
昔、松本零士が表紙を描いているハヤカワ版の「シャンブロウ(大宇宙の魔女)」だけは読んだが、今回復刻したので残りも含めて読んでみた。で感想なんだが、どれも設定やアイデアは面白いのだが、話に工夫がないというか、面白味がない。何とも残念なんだが、その中で面白かったのは何と言っても「シャンブロウ」。一種の吸血鬼もので、実に楽しい。シャンブロウの妖艶さが最高だし、地球のある伝説と結びつけるもの良い。あと良かったのは、「緋色の夢」と「イヴァラ」。「緋色の夢」は何とも切ない話だし、「イヴァラ」は食虫植物のような魔女の物語だが、その美と魔性の物語がホント良い。点数としては、「シャンブロウ」が★★★★★、「緋色の夢」と「イヴァラ」が★★★★☆、それ以外が★★★☆☆ってところかな。
「世界くらべてみたら★世界の都市伝説!UFO宇宙人ミイラ黄金列車」、視聴。年末になるとこの手の番組が増えるなぁ。但し、これはあまり面白くなかった。ネタもパッとしないし。
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HN:
九月風
性別:
男性