真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「謎の物語(紀田順一郎(編)/ちくま文庫」、読了。
リドル・ストーリー(提示された謎の明確な回答や、物語の結末をあえて書かない作品)を集めたもの。
「恐ろしき、悲惨きわまる中世のロマンス(マーク・トゥエイン)」→公爵の地位のために、男性として育てられた女性の話。★★★☆☆
「女か虎か(ストックトン)」→リドル・ストーリーの代表作。扉の先にいるのは、女か虎かと言うラストが良い。★★★★☆
「三日月刀の督励官(ストックトン)」→「女か虎か」の続編。だが、解答が得られるわけでもなく、謎はさらに深くなる。結婚した相手は眉をひそめた女性か、微笑んだ女性か。★★★★☆
「女と虎と(モフィット)」→別の作者による「女か虎か」の回答編。なんだかなぁ…って言う感じの内容。★★☆☆☆
「謎のカード(モフェット)」→フランスを旅行中の男が、一人の女性から一枚のカードを渡される。カードにはフランス語で何かのメッセージが。だが、そのカードを見たホテルの従業員は男をホテルから追い出し、妻や友人は男から去っていく。カードには何が書いているのか。…これは大傑作。サスペンスや緊張感が半端ない。★★★★★
「続・謎のカード(モフェット)」→同じ作者による「謎のカード」の真相編。一応、筋は通っているものの、後付けの設定が多く、言い訳にしか見えない。★★★☆☆
「穴のあいた記憶(ペロウン)」→酔って記憶がない男が、そのときにいた小男を探すが。…これ、リドル・ストーリーじゃないよな。確かに明確には書いてないが、普通のミステリーだよな。それにしても、最後のページのサスペンスは圧巻。★★★★☆
「ヒギンボタム氏の災難(ホーソーン)」→一人の老人が殺されたという話を聞いた。だが、老人がまだ生きているという人もいるし、本当に殺されたという人もいる。…これもリドル・ストーリーじゃない。ちょっと不思議なミステリーだな。★★★☆☆
「茶わんのなか(小泉八雲)」→茶碗の中に映る顔、忍び込んでくる影。出来は微妙。小林正樹の「怪談」の1エピソードになっているものだが、映画のほうとは話が違うような気がする。★★☆☆☆
「指貫ゲーム(O・ヘンリー)」→家宝を渡すために老人が訪ねると、二人の若者がいた。どちらが正当な所有者なのか?。解答が書かれていないクイズのような作品で、あまり面白くない。★★★☆☆
「ジョコンダの微笑(ハクスレ)」ー→夫人が毒殺された。犯人が誰?。…犯人が自白しているので、普通のミステリーじゃん。…っと思ったが、どうやら、犯人と思われる人物の証言だけなので、別の人が犯人、または共犯とも考えられるらしい。まぁ、そういう言われればそうなんだが。★★★☆☆
「野原(ダンセイニ)」→不安を感じる野原。…これ、リドル・ストーリーじゃないだろう。★★★☆☆
「宵やみ(サキ)」→一文無しの男と出会った。…リドル・ストーリーじゃないと思うが、落語みたいな話でなかなか面白い。★★★★☆
「園丁(キプリング)」→一人の女の数奇な運命。う~~ん、なんだかなぁ。★★☆☆☆
「七階(ブッツァーティ)」→病院に入院した男の話。どんどん重症の患者がいる階に行く恐怖。出来は良いが、この重くてずっしりとした感覚は好きになれない。★★★☆☆
The Elder Scrolls Online>
◎(ブレトン/ドラゴンナイト)
・「リフト」のストーリークエストとサブクエストをいくつかクリア。
今日のアニメ
・恋は双子で割り切れない #12「僕の今の気持ちを」(最終回)…原作ではほぼなくなったオタクネタを追加しているし、会話も簡単にして分かりやすくしているので、アニメのほうが面白かったと思う。ただ、あまり人気がないようなので第2シーズンは無理かと。
今日の映画
・黒い瞳(イタリア/1987年)
ロシア人の人妻に恋したイタリア男の話。もっとロマンチックな話かと思ったら、笑いとペーソス満載だった。まぁ、マルチェロ・マストロヤンニだからな。★★★☆☆
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HN:
九月風
性別:
男性