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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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鼠舞(田中文雄/講談社)」、読了。地下に全容不明の空洞が広がる過疎の町、闇からの声などの紹介文を読んで、これは地下迷宮を舞台にしたモンスターものか何かかな…っと思って読み始めた。ところがところがである。まったく予想が外れていた。何のことはない、単なるホラー小説だった。しかも冥界や幽霊が出てくるベタな。それでも面白ければ問題なしだが、これがまったく面白くない。予測不可能な展開が待っているわけでもないし、サスペンスに優れているわけでもないし、描写力もあまりない。大体ホラー小説の割に、ちっとも怖くない。完全に失望作だったよ。

今日のアニメ
灼眼のシャナⅡ #15「覚醒」
破天荒遊戯 #3「かくもささやかな子守唄」…相変わらず能天気なノリなんだが、被害者に救いがないというダークな面もある。う~ん、不思議な作品だ。

今日のドラマ
キューティーハニー THE LIVE #20「存在の価値!」…何かおかしな方向に進んでないか。前半が異様なほど鬱なのに、後半がこの作品の世界観を狂わすほどギャグ満載。なんだかなぁ。

今日の映画
闇のバイブル 聖少女の詩(チェコスロヴァキア/1969年)
何とも芸のない…って言うか、まったく内容と違う邦題だ。もう少し考えてつけて欲しいものだ。さて本作だがゴシック・ロリータのバイブルとされている作品なので視聴したが、なんとも不思議な映画だった。確かに闇、オカルト、猟奇、耽美、退廃、ロマン主義などを描いており、まさにゴシック・ロリータのそれである。今ではメジャーと言ってよいゴシック・ロリータだが(日本で流行っているのはファッションだけ、精神論まで行ってないのが残念だ)、未だに決定的な代表作がないので、この作品はそう言う意味でも貴重だ。肝心の内容だが、確かに吸血鬼が登場するのでホラー映画とも言えるが、どちらかと言うと幻想ものに近いだろう。また深読みすれば、初潮を迎えた少女の性への憧れを描いた少女映画とも言える。だがそれらもちょっと違うような気がする。あえて言えば、ダークな「不思議な国のアリス」と言ったところかな。とにかくストーリーらしいストーリーはないので、ひたすらめくるめく幻想的な映像を堪能し、主人公のヤロスラバ・シャレロバの可愛さを萌えるのが本来の楽しみ方かもしれない。また花に落ちた血や、チェリーを食べるときのエロチシズムも魅力的。あと百合百合なシーンがあるのも良い。

…にしてもヤロスラバ・シャレロバの可愛さ&可憐さが良い♪。全編、彼女の魅力満載なので観て終わったとき(観ているときから(笑))、彼女にメロメロになるのは間違いない(残念ながら、DVDのパッケージの写真はあまりよくない。あれで判断しないで欲しい)。しかも全編で白を基調にしたアリスファッションで登場するので、その手に好きな人には堪らないだろう(私もだが(笑))。またゴシック・ロリータのバイブルと言うだけあって、黒を基調としたゴスロリファッションで登場するシーンある(個人的には、全編このファッションで通して欲しかった)。やはりゴスロリファンには必見の映画だろう。
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