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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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怪奇小説傑作集(3)(創元推理文庫)」、読了。
「ラパチーニの娘(ナサニエル・ホーソーン)」→ジョバンニが下宿先で見つけた美しい女性は有名な医者の娘だった。…話そのものより、娘の正体がメイン。出来はまぁまぁ。★★★☆☆
「信号手(チャールズ・ディケンズ)」→私は信号手に声をかけた。「おーい、そこの人」。…この手のオムニバスにはよく収録される作品で、私も違う訳で何度も読んだ。そのくらいの名作だ。不気味な余韻を残すラストが素晴らしい。★★★★☆
「あとになって(イーディス・ウォートン)」→不気味な男が訪ねてくる話。前半があまり面白くないので、こりゃダメかと思ったら、男が訪ねてきてから俄然面白くなる。そして、ラストはゾッとする。これは傑作。★★★★☆
「あれは何だったか?(フィッツ=ジェイムズ・オブライエン)」→幽霊が出るという噂のある館に引っ越してきた人々の話。相当に変わった話で、一見幽霊屋敷ものだが、途中からとんでもないほうへと向かってしまう。その正体もはっきりしないし、結構不気味。★★★★☆
「イムレイの帰還(ラドヤード・キップリング)」→見えない誰かが訪ねてくる。…まぁまぁかな。似ている「あれは何だったか?」ほど不気味でないし。★★★☆☆
「アダムとイヴ(A・E・コッパード)」→姿が見えなくなった男の話。これ、怪奇ものじゃないよね。どちらかと言えば、不思議な話。幻想談と言ってもイイかも。★★★☆☆
「夢のなかの女(ウィルキー・コリンズ)」→宿屋に泊まった時。ナイフを持った女と出会った。あれは幽霊だったのか、夢だったのか。…ホラーというよりは幻想談。最初はそうでもないが、だんだん怖くなる。★★★☆☆
「ダンウィッチの怪(H・P・ラヴクラフト)」→ダンウィッチに住む奇妙な一家と、やがて現れる巨大な怪物。…後半そこそこ読ませるが、ラヴクラフトにしては不気味さが足りない。★★★☆☆
「怪物(アンブローズ・ビアース)」→一人の男が死んだ原因とは。…単なるモンスターもので、これといった展開もオチもない。ただ、最後で分かる怪物の特性は面白い。★★★☆☆
「シートンのおばさん(ウォルター・デ・ラ・メア)」→親友のシートンに奇妙な叔母さんがいた。…読んでいる最中はそれほど面白くない。はっきりしない真相、釈然としない結末で、突然怖くなる。怪奇ものというよりは恐怖ものだな。★★★☆☆

今日のドラマ
スーパーガール #9「ブラッド・オブ・"EL"」&#10「トイマン」…#9→敵対する叔母、結局良い人だ。#10→ここから新エピソード。色々と事態が進展。先の展開が楽しみだ。

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ふみきりが怖いです
私の持っている「ディケンズ短編集」は、訳が変なのか
「おーい、そこの人」と言ったのが「私」なのか?がわかりづらいです。

冒頭のシーンは崖の上で私が「おーい、そこの人」と言ったにも関わらず
信号手がトンチンカンな方を見ていたという事ですよね?

この作品を読んでから、踏切を渡るのが怖くて
渡っている時警報が鳴ったら足がすくんで動けなくなりそうです。
(将来そういう事故があったら、思い出してください…)

電網で検索したら、映像化されているようです
ただし日本語版はでていないみたい…
ダムダム人 2018/12/07(Fri)23:41:38 編集
Re:ふみきりが怖いです
>冒頭のシーンは崖の上で私が「おーい、そこの人」と言ったにも関わらず
>信号手がトンチンカンな方を見ていたという事ですよね?
私が声をかけた人と、私が下で会った人が別人だったということだと思います(多分)。つまり、最初の人が幽霊。間違っていたら、ゴメンです。
ディケンズがどうも凝った文章を書いているようで、読み方によってどうとでも取れるんですよね。
以前読んだ別の人の訳では、もうチンプンカンプンでした。
九月風 2018/12/16(Sun)19:15:06 編集
10 2024/11 12
S M T W T F S
29 30
HN:
九月風
性別:
男性

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