真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
・井上真樹夫さん、死去
何とも残念です。五ェ門は私の中では大塚周夫さんだったが、キャプテン・ハーロックは間違いなく、この人だったからなぁ。
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Twitterで調べたら、かなり色々な人が来ていたんだな。昨日、一昨日、私がこのブログで書いた人以外では、公式が発表したのは浅沼晋太郎、内田彩、A応P、岸田教団&THE明星ロケッツ、ギルドロップス、古賀葵、小原好美、高田憂希、徳井青空、豊永利行、中島唯、春瀬なつみ、松山洋。…って事だが、発表されている以外も結構来ているっぽい。昨日書いた富野由悠季監督以外にも、三浦みつる(The かぼちゃワイン)、岸田尚、阿部ゆたか、里中満智子、横山宏、久正人、角川歴彦(角川書店)、そして「ソードアート・オンライン」と「FINAL FANTASY XIV」のプロデューサーが数名。多分、他にもいたんじゃないかな?
「伯爵の血族 紅ノ章(井上雅彦(監修)/光文社)」、読了。
「闇を愛する皆様。今宵は咽喉を潤す夜。祝盃を深紅の悦びで満たしましょう。」…って事で、今回のテーマは吸血鬼。
「〈隻眼流廻国綺談〉石の城(菊地秀行)」→ある武士が吸血鬼の村へやってきた。最後の方で分かるが、武士の正体は思った通り、柳生十兵衛。如何にも菊地秀行らしい小説で、実に楽しい。★★★☆☆
「吸血魔の生誕(小中千昭)」→ミチルは偶然、フォトグラファーのカミラと知り合った。ミチルは誘われるまま、カミラのスタジオへ行くが。…女吸血鬼ものだが、どちらかと言うとサイコスリラーに近く、純然たる吸血鬼ものではない。それでも、語りが上手い為、なかなか楽しめる作品に仕上がっている。ラストのちょっとしたどんでん返しも良い。★★★★☆
「≒0.04%(平山夢明)」→カッとなった俺は親父をぶち殺した。その後、金目の物がないかと部屋を物色。すると、中に灰が入った小箱が見つかった。…もう、狂ってやがるゼ…って感じの作品。はっきり言って、好きじゃないけど、このパワーだけは凄い。★★★☆☆
「它川から(倉阪鬼一郎)」→古びた旅館に行く話。…って、これのどこが吸血鬼ものなんだ。私が頭が悪いのかもしれないが、まったく分からん。★★☆☆☆
「赫眼(三津田信三)」→子供の頃、同級生に美しい少女がいた。…とにかく、不気味で、薄気味悪くて、怖い。ラストのオチに至っては、ホント怖い。さすがは三津田信三だ。★★★★★
「楽園回帰(飯野文彦)」→隣家の妻がガスにより事故死、更にその夫が失踪した。しかも、この妻は妊娠していた。この作品の何が凄いって、それは事の真相。よくこんな真相を思いついたな。まさに怪作。★★★☆☆
「血を吸う掌編(牧野修)」→九つの色々なタイプの吸血鬼の話。出来が良いとか、悪いとか言う以前に、こういうネタ的な作品は好きじゃない。★★☆☆☆
「影武者(石田一)」→本編は後半部分。…っと思われる。では前半は何だったのか?。書いていることがバラバラ過ぎて、実に分かりづらい。★★★☆☆
「春浅き古都の宵は……(森真沙子)」→恩師の葬儀のために、由利は古都・奈良へ向かう。そこは学生時代に過ごした町だった。和風に味付けされた吸血鬼もの。雰囲気も良いし、ストーリーも悪くないんだが、如何せんインパクトに欠ける。★★★☆☆
「ドラキュラの家(福澤徹三)」→子供の頃、ドラキュラの家と呼ばれた館で、年上の少年と出会った。ノスタルジー溢れる怪奇もの。吸血鬼ものと言うよりは心霊もので、そこそこ怖い。★★★☆☆
「蝶の断片(加門七海)」→行方不明だった姉が帰ってきた。これって、ホラーかな?。幻想もの、もしくは人間ドラマって気がするが。なんとも評価しづらい。★★★☆☆
「連鎖劇(速瀬れい)」→本アンソロジーの中でも、群を抜いて本格的な怪奇もの。かなりの好印象。しかも、魔の正体と、守り袋の中身が実に良い。良質のホラーと言ってイイだろう。★★★★☆
「緋衣(朝松健)」→朝松健と言えば、クトゥルフ神話だが、本作は何と和風妖怪談。歌と絵で魔に立ち向かう一休が実にカッコいい。それにしても、朝松健の博識ぶりにはいつも感心するなぁ。★★★☆☆
「王国(飛鳥部勝則)」→夜間部に通う学生が書いた不思議な体験談。かなりぶっ飛んだ内容で、まさに怪作。ホラーと言うよりはSFだな。★★★☆☆
「混血の夜の子供とその兄弟達(三川祐)」→現代を生きるヴァンパイアの話。最近のヴァンパイアものって、ヴァンパイアを新人類かミュータントのように描いているものが多い。これが私はどうも好きになれない。SFじゃないんだから。で、本作もまさにそう。読んでいて、ガッカリした。やっぱ、ヴァンパイアは悪霊であって欲しいよな。★★☆☆☆
「鏡(安土萌)」→川のほとりの家から手鏡で川を見る少女の話。残酷なメルヘンと言った感じでなかなか良い。美しい風景と禍々しい闇の対比も素晴らしい。★★★★☆
「非業(奥田哲也)」→息子の絵に描かれている人物は、自分の夢に出てくる人物だった。一見面白そうだけで、なんかパッとしない。ラストのオチもちょっとね。★★☆☆☆
「死の谷(間瀬純子)」→ある一家の食卓での話。なんじゃ、こりゃ。理解に苦しむ内容の上に、ちっとも面白くない。★★☆☆☆
「森は歌う(田中文雄)」→昭和30年代の話。「ドラキュラ」の舞台を行うことになった高校生たち。本番の前日の夜、突然霧が発生して。まぁまぁの出来。但し、ラストのオチは悪くない。★★★☆☆
「月蝕領彷徨(皆川博子)」→幾何学的な詩。なんと言ってイイのか。個人的に、この手の成功例はアルフレッド・ベスターの「虎よ、虎よ!」くらいだと思うのだが。★★☆☆☆
「流離うものたちの館と駅(井上雅彦)」→子供の頃、迷い込んで西洋館でセーラという女性と出会う。書きたいことを書き散らした感じで、どうも要領を得ない。イマイチ。★★☆☆☆
今日のアニメ
・ヴィンランド・サガ #20「王冠」
・宝島 #1「恐怖のビリーがやって来た!」&#2「黒犬って…何だ!?」…実はこの作品、本放送では観てなくて、今回が初めてだったりする。評判が良いので、観てみようかな…っと。
・ゆるゆり なちゅやちゅみ!+ 「+1」&「+2」