真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「クトゥルー(7)暗黒神話大系シリーズ)(編者:大滝啓裕/青心社)」、読了。
「閉ざされた部屋」を読んでついでに、残りも読んだ。
「星から訪れたもの(ロバート・ブロック)」→禁断の書「幼蛆の秘密」を手に入れた男が、友人のその翻訳を頼むが。…ただ、クトゥルフの邪神を目撃するだけの話だが、実に楽しい。不安を残すラストも良い。★★★☆☆
「闇をさまようもの(H・P・ラヴクラフト)」→田舎にやって来た男が、村にある黒い教会に興味を持つ。地元の人間の話では、以前そこに邪悪なものが住み着いていたらしいのだが。…と言う出足が素晴らしく面白いのに、後が続かない。特に、教会に入ってからのくど過ぎる状況描写にうんざりする。そのくせ、これっと言う展開はないし。★★★☆☆
「尖塔の影(ロバート・ブロック)」→「闇をさまようもの」の後日談。最後の対決シーンはなかなか迫力があった。★★★☆☆
「永劫より(ヘイゼル・ヒールド)」→地図にない島から発見されたミイラ。そのミイラが引き起こす恐怖。…前半、大して面白くない説明が延々と続き、良くない。だが後半、ミイラの異常さが分かり、それなりに面白くなる。★★★☆☆
「アッシュールバニパルの焔(R・E・ハワード)」→失われた都市を目指して、砂漠を進む二人の男たち。…これは面白かった。都市の奥にいるのは、勿論クトゥルフの邪神。その登場シーンは短いが、かなり迫力があった。また、秘境探検ものの面白さもあり、実に楽しい。★★★★☆
「セイレムの恐怖(ヘンリイ・カットナー)」→小説の執筆の為に家を借りた男が、家の隠し部屋を見つける。…アイデアや雰囲気は最高だし、ラストも大迫力。ただ、前半の展開が遅いのと、逆に後半の展開が慌しいのが欠点。★★★☆☆
「イグの呪い(ゼリア・ビショップ)」→イグの伝説を調べている男が、精神病院の地下で奇妙な生き物を見ることになる。…要はその生き物の誕生秘話。かなりおぞましい話だ。★★★☆☆
「閉ざされた部屋(ラヴクラフト&ダーレス)」→感想は数日前に書いたものと同じ。★★★☆☆
今日のアニメ
・魔法使いの嫁 #23「Nothing seek, nothing find.」
今日の映画
・ナチス・イン・センター・オブ・ジ・アース(アメリカ/2012年)
南極に逃れたナチスの残党が、そこで帝国を築いていたと言うSF。奇想天外と言うよりは、おバカ映画。大体、サイボーグ化しヒトラーとか、もうアホかと。但し、見せ場はSFの部分ではなく、グロい部分。顔面の皮膚剥ぎとか、脳摘出とか、エグ過ぎる。とは言っても、合成やメイクがむちゃくちゃチャチなので失笑してしまうけど。★★☆☆☆