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真夜中のティータイム

気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。

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「アニうた2010」まで、遂に1週間を切ったよ。なんかワクワクしてきたぞ(笑)。

…って言う状況の中、「歌う船(アン・マキャフリー/創元SF文庫)」を読了した。
頭脳は優秀だが、生まれつき奇形のため、機械の助けがなければ生きていけない少女ヘルヴァ。彼女は自身の脳を金属の殻に封じ込め、神経シナプスを宇宙船の管理システムと連結させ、サイボーグ宇宙船となった。それでも彼女は嘆き、喜び、愛し、歌う、16歳の女の子なのだ。

「歌った船」、「嘆いた船」、「殺した船」、「劇的任務」、「あざむいた船」、「伴侶を得た船」の六つのエピソードからなる連作長編。ワクチンを届ける任務に付いたり、流行病が蔓延している惑星に行ったり、胎児を運んだりと、任務を遂行させていく。ただ、その一つ一つのエピソードは傑出している訳でもないし、それほど面白くもない。要はヘルヴァが色々な人と出会い、その交流で成長していくことが分かればいいのだ。つまり、この小説の魅力はあくまでもヘルヴァと言うキャラにある…っと言っても過言でないだろう。はっきり言って、相当に萌えるキャラだ(外見は船なので、あくまでもその性格に…っと言うことだが(笑))。それでも一編を選ぶなら、「あざむいた船」だろう。4隻の頭脳船が行方不明になる話で、ヘルヴァが最大の危機を迎える。サスペンスたっぷりで、6篇の中で一番面白い。

さて、作者がこの小説を気にいったようで、以降シリーズ化になる。そのデータは以下の通り。ただ主人公は変わるし、別の作家との共同執筆(&別の作家のみ)になるので、私はもう読まないと思う。
(関連作品)
・旅立つ船(マキャフリー&マーセデス・ラッキー)
・戦う都市(マキャフリー&S・M・スターリング)
・友なる船(マキャフリー&マーセデス・ラッキー)
・魔法の船(マキャフリー&ジョディ・リン・ナイ)
・伝説の船(ジョディ・リン・ナイ)
・復讐の船(S・M・スターリング)

今日のアニメ
おまもりひまり #9「猫鳴く忍び寄る闇」…敵は半端なく強いと思ったら、酒天童子と九尾の狐だった。そりゃ、強いわ。これだけ強い敵が出ると言うことは、最終回が近いんだな。
君に届け #14「くるみ」…ドロドロの愛憎劇なのに、何でこのアニメ、こんなに清々しいんだ。

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