真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
「人外魔境(小栗虫太郎/河出文庫)」、読了。
中央アフリカのコンゴ北東部にある「悪魔の尿溜」を舞台にした「有尾人」、人々が忽然と消える「大暗黒」を舞台にした「大暗黒」、中国のパイアンカラ山脈中にある、「天母生上の雲湖」へ向かう「天母峰」、そこへ入ると二度と出てこなくなる太平洋の秘境「太平洋漏水孔漂流記」、巨大なダイヤの原石を手に入れた男の話「水棲人」、コンゴの奥地にある奇形ばかりの動物が集まる秘境「畸獣楽園」、スマトラ近くの人類ならざる人間がいる地「火礁海」、グリーンランド中部にある「冥路の国」の所在地をめぐる攻防戦「遊魂境」、アマゾンの奥地にある「神にして狂う」河にいると言われる未知の類人猿「第五類人猿」、インドとソ連の間にある「大地軸孔」を舞台にした「地軸二万哩」、パナマの魔境「死の番卒」を舞台にした「死の番卒」、ラオスとビルマの国境近くにある「香靉谷」に挑もうとする「伽羅絶境」、成層圏飛行機を巡る「アメリカ鉄仮面」。以上13話を収録。
作品の大半は秘境を題材にした人間ドラマ。悪くはないけど、些か物足りない。やはり、秘境ものは長編じゃないとな。あと、今では使わなくなった漢字や言葉が多く、実に読みづらい。その辺りも作品のノレない理由の一つ。★★★☆☆
今日の映画
・名探偵コナン から紅の恋歌(東宝/2017年)
シリーズ21作目。今回の題材は競技かるた。これは間違いなく、「ちはやふる」のヒットの影響だな。しかし最近の「コナン」、推理より派手なアクションがメインになっている。まぁ、その方が一般の観客に受けが良いだろうけど、これはさすがにどうかな…っと。ところで、「この姉ちゃん、乳でかっ」のセリフにはワロタ。さすがは堀川りょう(笑)。★★★☆☆