真夜中のティータイム
気になった事を気ままに書いていくブログです。 映画、アニメ、小説(SF、ミステリー、ファンタジー)、 ゲーム(主にRPG、格ゲー)の話題が中心になると思われます。
今日のアニメ
・重神機パンドーラ #3「2038 ネオ翔龍」
・フルメタル・パニック! Invisible Victory #2「損害制御」…「フルメタル・パニック!」って、こんなにハードな作品だったけ?
今日の映画
・レディ・プレイヤー1(アメリカ/2018年)
アーネスト・クラインのSF小説「ゲームウォーズ」の映画化。最初、この映画にまったく興味がなかった。予告編を観ても、「またデジタル映像命の映画か」と思っただけだった。ところが数日前に監督自ら日本向けに公開した映像を観て、考えが変わった。これは、ハードSFでもデジタル映像命の映画でもない。これはオタクによるオタクのための映画だ。はっきり言って、配給会社の宣伝の仕方が悪い。「こんな映画見たことない」とか、「最高の初体験」とか言ったって、デジタル映像が食傷気味の今の時代、誰が観るか。立木文彦さんのナレーションで「キングコングが、ガンダムが、チャッキーが、春麗が、ハローキティが、アイアン・ジャイアントが、ティラノサウルスがお祭りさわぎぃぃぃ」とか言ってた方が、よっぽど客が入ると思うよ。何れにしろ、この映画が日本でコケたら、間違いなく配給会社のせい。
さて、本作の出来だが、もうムチャクチャ面白い。ストーリーや設定はよくあるもので、特に新鮮味はない。ところが、スピルバーグなのでサスペンス描写は半端なく凄いし、デジタル映像全開のアクションも大迫力。だが、最大の魅力はそんなところじゃない。最大の魅力は、映画、アニメ、ゲームのキャラが、垣根を越えて、続々と登場するところ。VR空間のアバターを、プレイヤーが自分の好きなキャラにしているので、次から次へと色々なキャラが出てくる。映画の製作費の大半は、VFXよりこれらのキャラの著作権だったんじゃないかな。…なので、映画やアニメを観ていれば観ているほど、ゲームをプレイしてればしているほど、楽しめるのだ。特に、ガンダムvsメカゴジラのシーンは圧巻。もう観ていて堪らない。しかも、「ゴジラ」のオリジナルのテーマ曲がかかるので、目頭が熱くなったよ。ここらで登場するキャラの紹介でもしたいのだが、これは絶対に無理。呆れるほど数が多いうえに、一瞬しか登場しないキャラもある。 これは後日、Blu-rayを買って、コマ送りするしかないな(笑)。とりあえず、覚えているだけでも列記する。
アイアン・ジャイアント、インターセプター(マッドマックス)、マッハ号(スピード・レーサー、「マッハGoGoGo」のこと)、バットマン(冒頭でちらっと登場する)、キングコング、ビートルジュース、ガンダルフ(ロード・オブ・ザ・リング)、フレディ(エルム街の悪夢)、金田のバイク(AKIRA)、チェストバスター(エイリアン)、メカゴジラ、デロリアン(「バック・トゥ・ザ・フューチャー、ちなみにAIは「ナイトライダー」のK.I.T.T」)、ティラノサウルス(ジュラシック・パーク)、骸骨剣士(アルゴ探検隊の大冒険)、チャッキー(チャイルドプレイ。こいつ、むちゃくちゃ強い。)、リュウ(ストリートファイター)、春麗(ストリートファイター)、ハローキティ、ガンダム(正確には、RX-78-2ガンダム)、トレーサー(Overwatch)、ミュータント・ニンジャ・タートルズ、サイクロプス(シンバッド七回目の航海)。覚えているのはこれくらいかな。最後の方で、ドロンジョっぽいキャラが出てくるが、一瞬のことで確信が持てなかった。あと、ララ・クロフト(トゥームレイダー)、ビバップ号(カウボーイビバップ)、R2-D2(スターウォーズ)も出ているらしいが、どこに出ているか確認できなかった。たぶん、これでも、1/10行ってないだろうな。
あと、アイアン・ジャイアント役は、元々「ウルトラマン」だったらしい。海外の著作権の関係で泣く泣く変えたらしいけど、これが実現していらら、もっと神ムービーになっていただろうな。ところで、本作を観るなら、少なくともキューブリック版「シャイニング」と「サタデーナイトフィーバー」だけでも観てたほうが良い。しかし、今どき「バカルー・バンザイ(正確には「バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー」)」を知っている奴がいるのかね。★★★★★